中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
公立受験まで約2週間。
「もう少し」と思うと、なんだが落ち着かない気持ちになる親御さんも多いのではないでしょうか。
頑張っているわが子に勉強を教えてあげたい、と思っても塾講師や学校の先生のように教えられる親御さんは多くありません。
受験はお子様自身の戦いです。しかし、親だからこそできることもたくさんあります。
そこで今回は、受験に向けて今の時期に大人がやってあげられることを紹介したいと思います。
お子様を観察
「観察」とはいっても、じっと見守ることではありません。
気を配って見て欲しいのは“お子様の心”です。
- 精神状態はどうかな?
- 気持ち的に疲れが出てきていないかな?
- 弱気になっていないかな?
- 意気込みが十分な状態かな?
- 焦り過ぎていないかな?
など、普段のお子様の行動や仕草などから感じ取っていただきたいと思います。
お子様に何をしてあげるとしても「まずは観察しないと始まらない」ということです。
「受験勉強、頑張ってる?」といった声掛けは避けましょう。
お子様は、それをプレッシャーと感じる可能性があります。
また、頑張っているかを聞くというのは「親は自分のことを見てくれていないから知らないのだ」という考えになるかもしれません。
腫れ物に触るような対応は必要ありませんが、あくまでも、普段の会話の中や行動などから“察する”のが大切です。
会話やちょっとした心遣い
「なんだか焦り過ぎているような気がする」「最近寝る時間を削って受験勉強している」
というように、お子様が根詰め過ぎていると感じたら「ちょっと休んだら?」と、お茶やスイーツを用意するのも良いでしょう。
そのときは親御さんの分も用意して、一緒にティータイムを楽しむのも良いですね。
10分・15分だとしても、お子様にとって良い気分転換となります。
「やっぱり不安みたい」「なんだか弱気になっている気がする」
と感じたら、精いっぱい励ますのも良いですが、かえってただ話を聞くだけの方が気持ちがラクになることもあります。
いつもの会話のなかで、自然と、お子様が受験への不安や意気込みを話せる環境を作ってあげられるといいですね。
お忙しい親御さんも多いことと思いますが、受験前だからこそお子様と十分に話ができる時間をどこかで作ってあげてほしいと思います。
お子様にとって、いつも見守り応援してくれる親御さんの存在は、本当に心強いものです。
この時期は、お子様の精神状態を良く保ってあげるのが大切。
疲れていれば少し休ませてあげる・弱気になっていれば自信を持てるようにしてあげる・投げ出しそうになっていれば励ましてあげる、といったように、その子に合わせたサポートをしていきましょう。