逆戻り学習で苦手克服!新学年までの計画的勉強法
こんにちは、個人指導専門塾の柵木です。
今回は受験生の保護者の方から実際に聞かれる質問に、お答えしたいと思います。
受験生のお子さんがいらっしゃる保護者の方、また、来年・再来年に受験を控えているお子さんがいらっしゃる方はぜひ参考にしてください。
Q1:受験なのでそろそろ塾に通わせることを考えているのですが、いつ頃から行くべきですか。
A1:多くの方が「部活が終わってから」と考えています。
ただ、それでは遅い、と感じることも多いです。
できれば夏休み前には来てもらいたいと思います。
なぜなら、部活が終わってから・・・だと、
とても大切な「夏休みの過ごし方」を見直す間もなく夏休みが終わってしまうからです。
部活が終わってから探すとなると、必然的に夏休みに取れる勉強時間も少なくなります。
すると、夏休みの勉強の仕方次第では「夏休み以降の家庭学習」にも大きく差が出ます。
受験合格の差はこの「夏休み以降の家庭学習」を充実させるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
なので、夏休み中には勉強の習慣や土台を確立しておきたいところです。
そのためにも、部活と勉強どちらが大事という話ではなく、どちらも並行して進めていくことをお勧めしています。
Q2:受験勉強は何をしたら良いですか。家でできることは何ですか。
A2:端的に言えば実践問題を数多く解くこと、これに尽きます。
どのテキストを行うか、も大事ですが「繰り返し行うやり方」でないといけません。
10冊の参考書を1回、ではなく、1冊の参考書を10回解いた方が効果は高いです。
答えを覚えてしまったら意味がないのでは?という疑問も湧くと思いますが、問題ごと覚えてしまえば応用力は高まります。
もちろんこれはどの教科においても同様です。
そもそも応用力とは「何もないところから湧く天才的なひらめき力」ではなく「過去の経験の積み重ねから新たな事柄に対応する力」です。
その時に「こういう問題にはこう答えた」というふうに、「問題と解答」をセットで覚えておくことで、今まで見たことない事象にも対応できるようになります。
これは受験に限らず言えることですね。
それを「なんとなく解けた」のレベルで留めると次に活かすことができないため、繰り返し解くことで理解を深める必要があるのです。1度解けたら良い、ではないですね。
ただ闇雲に解けばいいのかというとそういうわけでもないので、勉強のやり方が大事になってくるのです。
最後に勝つのは、見通しを立てながら行動し続けることが出来る受験生です。
ただ、受験勉強をどのように進めていけば良いのか、お子さんだけで判断するのはなかなか難しいでしょう。
ぜひ、保護者の方が一緒になって考えてあげてください。