中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は、保護者の方の自尊心の持ち方と称して、子育ての前向きな捉え方についてお話しました。
今回は、子育ての悩みに対する姿勢と、保護者の方が自分のできているところを自分自身で認める方法についてお話します。
子育ての悩みは、周りと共有する
子育てで悩んだとき、まずは一人で抱え込まないようにすることが大切です。
子育てには正解がないため、「自分の子育てが間違っているのではないか?」と悩んで一人で抱え込んでしまう方が多くいらっしゃいます。
すると、どんどん自分自身を追い詰めてしまうことになります。
悩みが出てきた場合は、夫婦間や祖父母、友人など信頼できる人に相談してみましょう。
大切なことは、相談先を複数持っておくことです。相談先が複数あれば、この悩み事は両親に、こちらはママ友に、など内容や相談できるタイミングによって頼る先があるという安心感につながります。
また、場合によっては、ネットを活用して専門家の知識に頼るのも一つの手です。今はオンラインで相談できるサイトなどもあるので、自分にあったところがあれば利用してみても良いでしょう。
自分を褒める習慣をつける
子育てで悩み事が出てくるときには、自分自身至らない点があったり、できないところばかりが目につきがちです。
そこで、「1日の終わりには自分のことを褒める」という習慣をぜひ実践してみてください。
最初は難しく、なかなか自分自身のことを褒めるのが難しいかもしれませんが、そういった場合は、お子さまと結び付けると上手くいくこともあります。
「今朝は子どもを元気に学校へ送り出せたな」「今日は子どもとこんな話ができたな」など、些細なことで構いません。
できたことを書き出してみたり、周りと共有しても良いでしょう。
自分や周りの良いところをどんどん認めて、気持ちを前向きに保つことを意識してみてくださいね。
一人で悩みを抱えてしまうと孤独感が高まり、どんどん気持ちが沈んで行ってしまいます。
自分が悩んでいるなと感じたときには「それだけ一生懸命向き合っているんだな」と、まずは自分のことを認めてあげましょう。
上手く周りに頼りながら、頑張っている自分を褒めてあげてくださいね。
お子さまの成長を楽しみながら、一緒に応援していきましょう。