中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
自己肯定感を育てることの大切さは何度もお伝えしています。
今回は自己肯定感を育てるうえで、生活習慣や食習慣など家庭でできることをお話ししていきたいと思います。
そもそも自己肯定感が高いとどうなる?
自己肯定感を育てるのが大事…とはいえ「自己肯定感が高い子はどうなるのか」といった、そもそもの疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
自己肯定感が高い子は
- 失敗してもまたチャレンジする
- 周囲への寛容性がある
- 理性的に物事を考えられる
- 幸福感を抱きやすい
- 自分自身を大切にする
といった特徴があり、総じて自己肯定感の高い人は能力も高くなりやすいです。
自己肯定感を育てることは、お子様の人生にとってすごく重要なことなのです。
自己肯定感が育つ食習慣
【夕食を複数人でとる、食前に「いただきます」をいう人は自己肯定感が高い】といった調査結果があります。※1
また、食事内容としては「日本食が自己肯定感をアップする」といったことも分かっています。※2
食事中は自己肯定感を高めるチャンス。できることなら夕食は家族でとり、些細なことでもお子様を褒めるようにしましょう。
「今回はテスト勉強をすごく頑張っていたね」「最近部活で頑張ってるって聞いたよ」といった学校生活や勉強についてでも良いですし、「嫌いなものも頑張って食べているね」「箸の持ち方や食べ方がキレイだよね」など食事に関することでも良いと思います。
「食事に関すること」というと、なんだか小さい子に接しているような気分になるかもしれませんが、中学生であっても高校生であっても些細なことでも褒められると嬉しいものです。
自己肯定感を育てる生活習慣
お子様がもしもネガティブな考えをしていたら、ポジティブな考えや言葉に置き換えてあげましょう。
「今日はすごく疲れた」に対し「今日はとても充実したんだね」と返してあげる
「練習試合で負けて悔しい」に対し「自分の課題が見える良い機会だったね」と返してあげる
など、ネガティブをポジティブに変換します。
また、後悔よりも「次はどうするか」が重要ですので、失敗にとらわれずに先を見るクセをつけてあげましょう。
自律神経を整えて身体も心も健康的になるように、早寝早起きなどの基本的な生活習慣にも心がけましょう。
自己肯定感を育てるためには、これらの「習慣づけ」が大切です。
自己肯定感は一朝一夕で育つものではありません。
ぜひ今日からお子様の行動をこまめに褒めて、自己肯定感が育つような食習慣や生活習慣を取り入れてみてくださいね。
参考
- ※1大学生における自己肯定感と生活習慣との関連に関する研究
- ※2【最新科学が解明】日本食が自己肯定感アップのスーパーフードである理由/ダイヤモンドオンライン