中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の田中です。
お子さんは、テスト週間で「課題や宿題などやることがたくさんあるのに、
結局全然やらないうちに 1 日が終わってしまった・・・。」という経験はありませんか?
そこで今回は、「効率的に時間を使う方法」についてご紹介致します。
効率的に時間を使う方法、それは・・・やることリストを作成することです。
やることリストとは、
自分がやらなければいけないこと、やりたいことをリスト化し、見える状態のものにすること。TODO リストとも言います。
さて、やることリストを作成すると、
・やり忘れがなくなる(締め切りを意識できる)
・作業順位を把握できる
・頭の中を整理できる
というメリットがあります。
頭の中で考えていることを分かりやすい形にすることで、これだけのメリットがあります。
ただ、やることリストを作る上で気を付けておきたいことがあります。
①達成できるものを書く
出来そうにないことではやる気が起きず、結局勉強をやりません。
はじめは、その日にできること・できそうなことを書き、
達成感を感じましょう。それが、次のやる気につながります。
②できるだけ具体的に
抽象的なものはダメです。
例えば、「不定詞をできるようにする。」ではなく、
「不定詞の何ページから何ページまでを解く」、「単語を◯個覚える」など、
できるだけ具体的にすることが大事です。
そうすることにより、やるべきことが明確になり、達成感を得やすくなります。
達成感を感じると次の行動促進につながります。
③細かく締め切りを設定する
これが一番大切です。
必ず、「◯時までに終わらせる」という締め切りを作りましょう。
夏休みの課題って「今日やらなくても、時間あるから今度でいいや。」とつい先延ばし。
いつの間にか8月31日という経験はありませんか?
それと同じで、リストを作っても、細かい時間を設定しなかったらダラダラしてしまいます。
なので、短い締め切りを設定しましょう。
ゴールが近い方が、行動する気持ちを奮い立たせることができます。
最後に。
おそらく、これからやることリストを作ろうとすると、
「これなら手間じゃない」
「これをやりたい」
と自分がやりやすいことがリストになっていきます。
するとリストに偏りが出てきてしまいます。
やりやすいかどうか、ではなく、今自分に必要なことかどうか、で判断しましょう。
そして、一日が終わったら、やることリストを見返しましょう。
全ての項目を達成出来たか。何か問題が無かったか。
見直しながら、いい循環を回し、勉強に取り組めると良いですね。