中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回のブログでは、これからの時代を生きる子どもたちにとって「思考力・判断力・表現力」が大切な理由をお話ししました。
長期的に考えた時、生きる力として役立つのはもちろんですが、
思考力は読解力とも結びつき、テスト・受験の場面では全ての教科の文章問題に繋がります。
中でも、国語の点数にも直結するということは誰しも想像しやすいと思います。
時間のある夏休みだからこそ、じっくり時間をかけて国語を勉強していきましょう。
国語の得点を上げるには、「読解力」と「思考力」が必要!
「読解力」と「思考力」とは・・・?と思う人も多いかと思います。
国語の問題を例に挙げると、これらはこのように言い換えることが出来ます。
- 読解力:文章から筆者が伝えたいことを読み取る力
- 思考力:筆者が伝えたいことを理解した上で、正解を選ぶ力
このふたつの力を鍛えることで、国語の得点は飛躍的に上がっていきます。
読解力と思考力を鍛える方法=文章やニュース、本を要約する
要約するには、必ず2つのステップをふむことになります。
- 文章を読んで理解する(読解力)
- 筆者の最も言いたいことを選択して自分の言葉でまとめ直す(思考力)
慣れないうちは時間がかかり、なかなか難しいものです。
まずは新聞のニュース、慣れてきたら本1冊を自分の言葉で要約してみるのも良いと思います。今のお子様の1〜2学年前の教科書を使う、なども良いですね。
なぜ要約が効果的なのか
実は、2019年に発表された国際学習到達度調査(PISA)では、日本の読解力は15位と、前回調査時の8位から大幅に順位を落としたことが分かっています。
文科省によると、スマートフォン上での短文のやりとりの増加など「子どもが接する言語環境の急激な変化」が一因になった可能性があると指摘されています。
要約は長い文章を自分の中でゆっくりと理解し、咀嚼し、整理する作業。なかなか普段の生活では行うことのない作業ではないでしょうか。
「本を読む事で読解力が鍛えられる」と言われることも多いですが、実はアウトプットすることで更に効率よく読解力を鍛えることができます。
ぜひ、夏休みの勉強に取り入れてみてください。