中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の坂口です。
新年が始まり 1 ヶ月が経ちます。早いですよね。
新年に立てた行動目標は、日々の生活に落とし込むことが出来ているでしょうか。
良い行動の習慣がついていれば生活は豊かになり、悪い行動の習慣のまま生活していると、
何も前進することなく日々が進んでいってしまいます。
「人は習慣の生き物」と言われるくらいです。
ぜひ、小さな習慣こそ大切にしてくださいね。
良い習慣を取り入れるコツは、「行動と時間をセットで決める」です。
例えば、「家庭学習をする」という行動習慣をつけたい場合、一緒に
・「いつ」(例:学校から帰ってすぐ、夕ご飯を食べた後、夜歯を磨いた後)
・「どのくらい」(例:10分、5問、2ページ)
を決めるのです。
時間を決めないでいると、結局やるべき行動を後回しにし、だらだらテレビを観たりスマホを見たりしてしまいます。
すると、その「だらだらする」という行動が悪習慣として身に付いてしまいます。
「いつ」「どのくらい」の時間を決めるということは、するべき行動をしやすくするという効果があります。
ただ、せっかく時間を決めたとしても、なかなか守れないお子さんもいらっしいますよね?
時間を決めるということは、その子にルールを増やすということです。
ルールがあってもそれを子どもが守るとは限りません。
では、そのような場合、どうすれば良いのでしょうか。
私がおすすめするのは、
「子どもだけにルールを守らせるのではなく、家族みんなにルールを守ってもらう」という取り組みです。
例えば、
- 夕食後はテレビをつけずにみんなリビングで作業(勉強)する
- 夕方の4時から6時までは、全員スマホをひとつの箱に入れて触らないようにする
のようなルールをつくってみんなで守るのです。
ひとりではなく、より多くの人と実行する事こそが成功の近道です。
ひとりではルールが守れなくても、みんなが守ることで、「みんな守るのだから守るのは当然」と思える空気をつくることができます。
「ルールを守れない子はダメ」
という考えから、一歩進んで
「どうやったらルールを守れるようになるんだろう」
と考えることで子どもへのアプローチの仕方も変わってきます。
その家族で出来ることからで構いません。
難しければ、保護者の方ひとりとお子さんの合わせてふたりだけでルールを作っても効果はあります。
良い行動の習慣を身につけ、良い行動を蓄積し、結果につながると良いですね。