受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
今回は、中学生のお子様が「勉強へのやる気がでない」ときの解決方法について、お話したいと思います。
やる気の出し方は人それぞれ。
大切なのは、お子様が勉強にベクトルを向けるきっかけづくりです。
環境を変える
「掃除機を新調したら、こまめに掃除をしたくなった」「キッチンを大掃除したら、料理が楽しくなった」そんな経験はありませんか。
勉強する環境を変えることは、中学生のお子様のやる気を出すためにも有効です。
お子様のやる気を出す具体的な方法には、以下が挙げられます。
お気に入りのシャーペンや可愛い付箋、ちょっと良いペンなど、お子様が「使いたい」と思うような文房具選びが、勉強へのやる気につながります。
また、勉強する机を整理して、勉強のしやすい環境をつくることも一つの方法です。
※机を整理するときは、勉強の邪魔になるスマホやゲーム、漫画などを目につくところに置かないこともポイント。
難易度の低い目標を立てる
勉強の意欲を引き出すために、目標を立てましょう。
「学年で〇位」「次のテストで〇〇点以上」などの目標もそうですが、まずは小さな目標を立てることが有効的です。
具体的には「1日1時間半の勉強を5日間続ける」など、達成できるような難易度の低い目標がおすすめです。
これをスモールゴールと呼びますが、スモールゴールは達成感と次へのやる気を引き出します。
保護者の方は、お子様がスモールゴールを達成したら、褒めてあげてください。
褒められることで、自己肯定感も高まり「次も頑張ろう」と思えるのです。
ご褒美を決める
ご褒美を決めて用意することで、お子様のやる気のスイッチが入る場合もあります。
勉強を頑張ったご褒美は、好きな夕飯や美味しいケーキでもいいですし、行きたい場所や読みたい本などでも良いと思います。
ご褒美があることでお子様のモチベーションも上がり、勉強をやる気になります。
じつは、先ほどお話した「スモールゴールを達成したら、親に褒められる」ということも、お子様にとってはご褒美なのです。
勉強を続ける意味でも「小さな目標達成→達成感とご褒美」は重要です。
やる気をもって勉強をしてもらうために「勉強しなさい」という言葉は禁物。
お子様の「勉強しよう!」という意欲を引き出すことが大切です。
お子様のやる気がでないときの解決法として、参考にしてみてくださいね。