「やる気がない」が問題ではなく、“動ける仕組み”が足りないだけ。

最近、保護者様からこんな声をよく聞きます。
「テストが終わっても気が抜けたまま…」
「頑張りたい気持ちはあるのに、行動が続かないようで…」

今回は、そんなお悩みを受け、“やる気”ではなく“動ける仕組み”のつくり方についてお話しします。

やる気を待たずに動ける環境を

2学期のこの時期は、成果が見えにくく、モチベーションが下がりやすい時期。

実は、行動科学の視点から見ると、“やる気”よりも“環境”が行動を左右することが分かっています。

例えば、

  • 机の上を「今日やる教科だけ」にする
  • 開始の合図を決める(例:「お茶を飲んだら勉強開始」)
  • 終わったら“できた印”をつける(シールやチェックでもOK)

こうした“先行条件”を整えると、自然と行動が起きやすくなります。

人は「気分が上がったから動く」のではなく、「動いたから気分が上がる」ことのほうが多いのです。

これは、知っておいて頂きたい、とても重要なポイントです。

支える力は「安心感」から生まれる

もうひとつ大切なのが、家庭の安心感です。

焦っているお子様ほど、「頑張っているのに結果が出ない」「自分はダメかも」と感じがち。

そんな時こそ、「よく続けてるね」「焦るのは本気の証拠だよ」と、短くても“承認の言葉”をかけてあげてください。

承認は、行動科学でいう“強化刺激”。その言葉が、次の行動のエネルギーになります。

小さな環境が行動を変える

  • やる気を待つより、動ける仕組みをつくる。
  • 焦りを抑えるより、安心を増やす。

この2つがそろうと、子どもは驚くほどスムーズに動き出します。

「やる気が出ない」と悩む時期こそ、変化のチャンス。

まずは今日、“動ける仕組み”をひとつ試してみてください。

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