中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
2月になりましたね。新しい学年になるのもあと少し。
特に小学6年生のお子さんは、中学校の生活を楽しみにしている一方、
勉強についていけるか心配している方も多いですよね?
私の教室でも、
「中学は勉強難しいの?」「英語嫌だな~」
と、お話している姿をよく見るようになりました。
保護者の方も同じ気持ちだと思います。
そこで今回は「小学6年生が中学生に向けて3学期にやっておくべきこと」をテーマにお話します。
もうすべての単元を習い終えて、総復習に入っている学校もあるのではないかと思います。
3学期の最後にはまとめのテストがあるところがほとんどです。
まずはそれに向けて勉強を頑張ってほしいところです。
ですがそれを終えてしまうと、テストもないし、新しいことを習うこともないし、
勉強の意欲や習慣はどんどんなくなってしまいます。
そのまま春休みに入り、宿題もない中遊び続けていると・・・
中学に入ってから大変になるのは目に見えてますよね。
小学6年生の子が必ず3学期の間にやっておいてほしいことは、
1.算数の復習
2.英語の学習
この2つです。
6年生で習った算数は、中学1年生の数学に直結する単元ばかりです。
分数の計算、文字を使った式、比、速さなど、
小学校で習ったことは知っている前提で授業が進んでいくので、
少しでも不安なところがあれば、もう一度ドリルや教科書の問題を解き直しておきましょう。
ただ「復習しておこう」では学習に入りにくいので、
まとめの問題がのっているページを毎日1ページずつ、のようにルールを一緒に決めてあげると良いです。
英語は最初の1か月くらいでたくさんの英単語を覚えます。
月や曜日、数字、色など、「読める」「言える」だけではなく「書く」ことが出来なければいけません。
そのためには、中学に入ってからアルファベットを覚えているようでは間に合わないです。
少なくともアルファベットの大・小文字は小学生のうちに書けるよう、練習しておきましょう。
ただ、これらをやりなさいとお子さんに伝えるだけではなかなか行動に移すことが出来ません。
お子さんが行動に移す、続けるためには
「中学につながるから」「中学校で大変になるから」と理由を伝えてあげましょう。
中学に向けて危機感を持っているお子さんにはなおさら効果的です。
また、保護者の方もお子さんが勉強したノートなどをチェックすると良いでしょう。
ただし、悪いところを指摘するためではありません。
それを見て「頑張ったね」と伝える、勉強したらノートにシールを貼ってあげるなど、褒めるためのツールにするのです。
これだけでもお子さんの達成感は得られます。
これが行動を継続するモチベーションになるのです。
中学校生活がより楽しいものになるように、3学期の間に出来ることをやって、着々と準備しておきましょう。