中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
テストで良い成績をとるためには、勉強の仕方も大切ですが、睡眠のとり方も見直してみましょう。
今回は、テスト直前に効率の良い勉強をするための睡眠のとり方についてお話していきますね。
ふだんの自分にあてはめて、一つずつ一緒にチェックしていきましょう。
中学生に必要な睡眠時間は8~10時間
中学生のみなさんは、ふだん何時間くらい睡眠時間をとっていますか?
中学生の理想的な睡眠時間は、8~10時間ということが分かっています。
しかし、厚生労働省の「子どもの睡眠」では、『日本の小・中・高校生は世界的に見ても最も夜更かしをしていることで有名です。』とされています。※1
睡眠不足は、集中力の低下や記憶力の低下を招くだけでなく、体調不良にもつながりかねません。
とはいえ、勉強や部活、友達との付き合いなどで忙しい中学生。なかなか10時間の睡眠は難しいですよね。
また、テスト直前となると、睡眠時間を削ってでも勉強をしてしまうお子様もいらっしゃいます。
ですが、集中力や記憶力を保って効率の良い勉強をするために、最低でも8時間は睡眠をとるよう心がけましょう。
寝る前の暗記学習がおすすめ
効率良く勉強をするために、寝るまえの15分~30分を暗記学習にあてましょう。
さまざまな研究から分かっていますが、睡眠の働きの一つに「記憶の定着」があります。
簡単にいうと、寝るまえに学習したことを、寝ている間に覚える(記憶を定着させる)のです。
とくに、英単語などの暗記が必要な勉強は、ゴールデンタイムとも呼ばれる寝るまえの時間を活用して、効率よく勉強を行いましょう。
寝るまえのスマホやゲームはNG
スマホ・ゲーム・パソコン・TVなどから、強く発せられるブルーライト。
ブルーライトは強いエネルギーを持ち、睡眠を促すメラトニンの分泌を妨げます。
睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されないと、夜更かしにつながってしまったり、朝なかなか起きられなくなってしまったりします。
これでは、日中も眠くなり、効率の良い勉強ができませんよね。
ベッドに入ってからスマホやゲームをするお子様も多いですが、寝るまえはガマン。質の良い睡眠がとれるようにしましょう。
早寝早起き朝ごはんで輝く君の未来~睡眠リズムを整えよう!~/文部科学省
お子様が整った生活をして、健康的にテスト勉強をできるよう、こちらのページも参考にしてみてください。
参考:※1子どもの睡眠|e-ヘルスネット/厚生労働省