中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
テストが近くなってくると「親が子どもにしてあげられることはないか」といった質問を受けることがあります。
そこで今回は、テスト直前に親が子どもにできる生活面でのサポートについてお話ししていきたいと思います。
まずは子どもをよく観察する
テスト直前に子どもにとって必要なサポートができるように、まずはお子様をよく観察しましょう。
お子さまに必要のないサポートは、親の一方的な押し付けになります。
「どのようなサポート・アプローチをすればいいか」については、子どもをしっかりと見ることで分かってくるはずです。
ご褒美を用意する
よく「テストで90点以上とったら新しいゲームを買ってあげる約束をした」といった話を聞きますが、テスト勉強をしている段階でのご褒美が、子どもに良い影響を与えます。
このときのご褒美は「テスト勉強を頑張っているから与えるご褒美」です。
ゲームなどの大きなご褒美よりも、好きなケーキであったり、子どもが喜ぶ夕食のメニューであったり、日常的な小さなご褒美を用意しましょう。
「テスト勉強を頑張っているから、今日は〇〇くんの好きなハンバーグにしたよ。明後日はテストだね。もう一息頑張ろうね」
のように声掛けをプラスすると◎
「自分が努力しているところを見てもらえている」と分かるので、モチベーションの維持にもつながり、ラストスパートへの意欲も湧きます。
食事・睡眠時間に気を遣う
せっかく頑張ってテスト勉強をしても、当日に体調が悪くなってしまっては意味がありませんよね。
食事や睡眠時間に気を使い、お子様が夜更かししていると感じたり、朝食をきちんと食べていないようなときは声掛けとサポートをしていきましょう。
中学生の理想の睡眠時間は8時間です。テスト勉強も大切ですが、睡眠時間はしっかりと確保できるようにしましょう。
朝起きるのが遅いようなら、起こすときにカーテンを開ける(朝日を浴びさせる)・早く寝るように促す、などの工夫も大事です。
また、お子様がお風呂をシャワーだけで済ませているようなら、湯船に浸かるように促しましょう。血行が良くなり、免疫力もアップします。
テスト勉強を頑張っているお子様を見ると「子どものために、少しでも何かしてあげたい」といった気持ちになりますよね。
食事や睡眠などの生活面でサポートしつつ、元気にテスト当日を迎えられるようにしましょう。