中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は、高得点を取る人はテスト直前にどのように勉強しているのか、についてお話ししました。
勉強をしっかりとしていれば高得点を目指せますが、それだけではまだ足りません。
テスト直前は生活面も気を付けて過ごしましょう。
最低でも8時間の睡眠時間を確保する
「高得点をとる人は、夜遅くまで勉強を頑張っている」そんなイメージはありませんか。
じつは、高得点をとる人ほど、テスト直前はしっかりと寝ています。
寝不足になるとパフォーマンスが落ちます。
テストで普段の実力が発揮できないのはもちろんですが、テスト勉強中もいつもより覚えが悪くなる・集中力が続かない、といった事態になってしまいます。
もう少し勉強がしたくても今日は我慢。明日の元気な自分に託しましょう。
寝る時間は起きる時間から逆算して、最低でも8時間は寝るようにします。
たとえば、6時に起きるのであれば10時には寝る、6時半に起きるのであれば10時半には寝る、といったように考えましょう。
朝ごはんをしっかりと食べる
朝ごはんを食べている子は、食べていない子にくらべて10%以上も学力が高いことが分かっています。
(国立教育政策研究所「平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査報告書」)
脳はエネルギーをたくさん使う臓器です。
主なエネルギー源は、ぶどう糖。フルーツのみで済ませる子もいますが、ご飯やパンなどの主食を食べるのが大切です。
さらに、体温を上げる・体内時計をリセットする・脳の活動を良くする、といった働きのあるタンパク質もかならず摂りたい栄養素です。
肉・魚・卵・大豆などのたんぱく質を朝ごはんでしっかりと食べましょう。
体調管理を怠らない
どんなに頑張って勉強しても、テスト当日に体調が悪ければ思うような結果を残せません。
テストで高得点をとるためには、体調管理をしっかりとするのも重要です。
屋内ではマスクをつけつつ、手洗いやうがい、こまめな消毒も忘れずに行います。
もしもテスト直前に「少しおかしいかも?」「いつもと違う」と体調に疑問を感じたら、ムリをせずに早めに休むようにしましょう。
学力や健康的な身体は1日で手に入れられるものではありません。しっかりと管理していきましょう。
お子様がテストで良い点数が取れるように、今回の記事をぜひ参考にしてくださいね。