中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは個人指導専門塾の田中です。
突然ですが、中学生の方に質問致します。
新学期初めての中間テストは何日からでしょうか?
「知らない」と答える中学生は意外といるものです。
保護者の方は、そんなお子さんを見ていて不安に思ったことはありませんか?
保護者の方からよく
「頭ごなしに勉強しなさいといっても逆効果と聞くし、かといってやる気になるまで放っておくのも心配」
というお声を多く頂きます。
そこで今回は「テスト前の効果的な声かけの仕方」についてご紹介致します。
まず、本人のやる気が出るまで放っておくという考えはとても危険です。
勉強しなければならないという自覚がない子どもは勉強から逃げます。
また、頭ごなしに「勉強しなさい」も逆効果になってしまいます。
子供が勉強に向かうためには動機が必要です。
動機とは行動を起こす要因のことです。
また行動科学では、要因をきっかけに行動を起こしてそれを持続する過程を動機づけと言います。
基本的に、保護者の方は、子供が自分から勉強を頑張る動機づけをしてあげましょう。
ただ「勉強頑張ったら○○買ってあげる」は
子供の要求がどんどん高くなってしまうため、なるべく避けましょう。
基本的には自ら勉強を頑張ろうと思える動機づけを心がけましょう。
それでは子供がやる気になる声かけの例をいくつか紹介します。
①テストが決まった日に行われることを意識させる。
「テストっていつ?」とただ単に日程を知りたい風を装い、質問してあげましょう。
すると『意外とテストまですぐだな…、勉強しないとまずいかな…』と危機感を持ってくれるでしょう。
②認めてあげる・褒めてあげる
例「○○はちゃんとテストまでに間に合わせるから大丈夫だよね。」
大人も認められる、褒められるとやる気が出るのと同じです。
➂励ます・提案する
例「部活も頑張ってえらいね。疲れてるだろうから、簡単な教科の勉強にしてみたらどうかな。
それか私が単語の問題を出してあげようか。」
指示するのではなくあくまで応援するという立場で声をかけるとお子さんも勉強に入りやすいです。
提案は押し付けにならないように注意しましょう。
最後に。
今回は声かけの仕方としていくつかご紹介しましたが、子どもによって効果的な声かけはそれぞれ違います。
子どもと保護者の関係性によっても変わります。
まずは自分の子どもの行動に関心を寄せて、
どんな時にどんな声かけをしたら実際に勉強することに繋がるのか分析してみてください。
また、子どもがどんな勉強をしていて、実際はどんな勉強が必要なのか知ってあげてください。
そこまで考えると、お子さんに最適な励ましや提案の声かけが出来ます。
ある程度時間のかかることですが分析は早ければ早い方が良いです。
ぜひ挑戦してみてください。