中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の服部です。
いよいよ学年末テストが近くなってきましたね。
今日は「中学の数学のテスト勉強」についてお話ししたいと思います。
まず、私は生徒にテスト前には必ず
「学校のワーク」を3回やるように伝えています。
もちろん出来る子と出来ない子が現れます。
では、なぜ3回なのでしょうか?
正直、回数に意味はありません。目的としては【問題を覚える】事なんです!
地域によりますが学校のテストはかなりの確率で「学校のワーク」から出題されます。
なのに30点・40点以下といったお子さんは多いのでは無いでしょうか?
保護者としては「なぜ?」とか、
ワークやテストを確認している保護者さんであれば
「これ、ワークにあったよね!」と思うはずです。
そこを改善するためにもっとも効率がいいのは、
数学の出題パターンを覚えてしまうことです。実はそれほど多くないんです。
回数を何度も行って、問題の形(パターン)を覚えるのです。
問題に取り掛かるときに、どこを見るかさえわかれば簡単に解くことが出来ます。
たとえば、1年生であれば「方程式」で
「整数+文字」の組み合わせの等式は解けるのに、
「分数+文字、小数+文字」の等式になると解けない子っていませんか?
そういう場合は、「分数、小数」を「整数」に変えるやり方を覚えるだけで解けます。
数字は「整数、分数、小数」の3つしかないので、1つのパターンを覚えれば楽になります。
また、2年生であれば「連立方程式の利用」でよくつまずく子がいますが
大まかに 速さ・濃度・割合 などの3パターンに分かれており、
そこからさらに解き方として3から4パターン分かれます。
図形などもそうですが、テスト時に
「あっ!これみたことある!」と思うか
「うわ~、なんだこれ?」と思うかで全然違ってきます。
その「見たことある問題」を増やすためにも「学校のワーク」を3回やらせています。
1回を解説までノートに書き、覚えようとして勉強する子も居ます。
もちろん、これも正解です!
勉強嫌いなお子さんはワークなど答えを丸写しで終わり。つまりすぐに勉強から逃げてしまっています。
持論ですが「勉強」は皆さん「逃げる」っていいますよね?
「運動・部活」は「サボる」って言いますよね。
結局、「勉強」は受験などでどうしてもやらなくてはいけないので、
あとから追ってくるんですよね。
なので、「逃げる」って言うのだと思います。
今逃げてしまったら、後で絶対後悔します。
まずは、「学校のワーク」に載っている所だけでも点数をとってもらえるように声をかけ、
「ワークをやればできるんだ!」ってお子さんに思わせてあげてください。