中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は、定期テスト前日にやるべきことを、得意教科と苦手教科に分けてお話ししました。
今回は少し切り口を変えて、文系教科と理系教科に分けて勉強の仕方を見ていきましょう。
文系教科
文系教科は、暗記が重要。とにかく「覚えること」を重点的に勉強しましょう。
定期テスト前日の国語は、漢字を中心に勉強していきます。
ただ、文章問題も大切ですので、ここでしっかりと復習しておくのがベストです。
英語は暗記が主ですが、声に出しながら勉強するのがおすすめです。
視覚・聴覚を使いながら、より効率的に覚えられる効果があります。
さらに、授業で扱った英作文を書けるようにしておくと、点数アップが見込めます。
社会は、重要語句の暗記ができているかを確認しましょう。
語句だけを部分的に覚えたり、年号を断片的に覚えるよりも、つながりを意識して覚えるほうが覚えやすいです。
出題範囲全体の流れを掴みながら勉強していきましょう。
理系教科
理系教科は“基本”が、とても重要です。
定期テスト前日の理科の勉強は、用語の暗記確認を優先的に行っていきましょう。
とはいえ、理科は英単語のようにただ単に覚えるだけでなく、仕組みを理解できていることが大切。
前回紹介した1問ずつ解く⇒答え合わせをする、といった方法で、ワークや問題集を解いていけると良いですね。
数学を勉強するうえで、中心的に行ってほしいのが「基本問題」です。
時間が足りなくなってしまったり、混乱してしまったりする可能性もあるため、応用問題や新しい問題に手をつけるのはおすすめできません。
数学は、「基礎問題は確実に解ける」といった状況まで持っていくことが第一です。
2回に分けて定期テスト前日にやるべきことをお話ししましたが、前日に絶対にやめてほしいのが“徹夜”です。
せっかく一生懸命勉強しても、テスト本番で集中できなくなってしまったり、体調不良になってしまったりする恐れがあるからです。
定期テスト前日は、きちんと睡眠時間を確保しながら、効果的な勉強ができるようにしていきましょう。