受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
もう少しで1学期の期末テストです。「中間テストが終わったと思ったら、あっという間に期末テストの時期になってしまった」と思う子もいるのではないでしょうか。
中学3年間の定期テストは“すべて頑張る”のは当然ですが、1学期の期末テストはどのくらい重要なのでしょうか。また、中間テストと比べてどのような違いがあるのでしょうか。
成績に直結する大切なテスト
1学期の期末テストは、成績に直結する大切なテストです。
また、この学期ごとの評定は、高校受験の内申点を左右するものですので、1年生から3年生まで全学年が頑張りたいところです。
さらに、副教科はテストが期末しかありません。そのため、期末テストの得点が成績に反映される割合がとても大きいと言えます。
後回しにしてしまいがち、軽くみてしまいがちな副教科ですが、こちらも高校入試に関わりがあります。
中間テストよりも範囲が広い
「5教科と9教科で、テストする科目が多い」といった点は、もちろん中間テストと期末テストの大きな違いです。
ただし、両者の違いはこれだけではありません。
出題する範囲の違いです。
ざっくりいうと、中間テストは1学期の真ん中くらいまでの範囲、期末テストは1学期で習ったことすべてが出題範囲となります。
通知表に記載される1~5までの評価を付ける際に、授業態度や提出物、中間テストの成績や期末テストの成績のどこにどのくらいのウエイトを置くかは先生によって異なりますが、“期末テストは学期のまとめのテスト”といった意味で重要視する先生も少なくありません。
中間テストで良い点数・順位でも油断は禁物
先に行われた中間テストが良い点数・良い順位だった人も、テストの教科数が多い、出題範囲が広い、といった2点から、この期末テストで平気で成績が落ちることがありますので、決して油断は禁物です。
ただ、逆にいうと、中間テストの結果が良くなかったとしてもこの期末テストを頑張れば巻き返しが可能です。
1学期の期末テストは、夏休みや冬休みの前ですので「長期休みの間にたくさん勉強した子たちに置いていかれてしまった」といったこともありません。限られた時間ではありますが、ぜひ集中してテスト勉強に取り組み高得点をとりましょう。