大量に記憶するための記憶術

こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。

1 月も半分を過ぎ、中学生にとっては学年末テストが近づいてくる時期です。
早めに準備しようと思ってもなかなか膨大な範囲のため、どうしていいかわからず……という子もいると思います。

今日は、学年末テストに向けて大量に記憶する方法をお伝えしたいと思います。

やることは、ずばり、繰り返し復習すること。
これだけ聞くと当然のようですが、繰り返す回数は3 回。これを必ず超えるように繰り返してください。

人間の脳は基本「蓄積すること」よりも「忘れること」を優先します。

いつまでもつまらないことを覚えていたら脳がパンクしてしまいます。

だから、大事なことは忘れないうちにもう 1 度覚える、ということをする必要があります。

脳の動きを見てみると、どうも最初にたくさん忘れて、あとは少しずつ忘れていく、という流れです。

ただ、もう1度覚え直すと、忘れ方がよりなだらかになります。

忘れはするのですが、繰り返せば繰り返すほど忘れにくくなるということです。

この「繰り返し覚え直し復習法」は、1回に時間をかけすぎないのがコツです。

「時間をかけないと不安・・・・」となるのは当然ですが、まずはざっと1度通してみてください。
そこで覚えられることなんて本当に少しだと思いますが、それをまた最初からざっと復習してください。

ポイントは、何度も繰り返し進めること。
そうすると記憶というのは定着しやすくなります。

しかし、「範囲が膨大すぎるとそんなことやってられない」となってしまうのも分かります。

そういうときは「一歩進んで二歩下がりながら覚える」という方法が良いでしょう。

例えば、「ABCDE」という項目があった場合、

「A→B⇒A→B→C→⇒A→B→C→D⇒C→D→E⇒D→E⇒E」

というような進め方です。

結果的に3回繰り返せていれば OK です。

大事なのは、1回目で覚えることにこだわりすぎないこと。
まずは3回通す、そこに焦点を当てて進めてみてください。

繰り返すという行動をとることで結果的に覚えていくようになります。

あとは、ただ見るだけではなく、とにかく書くことをお勧めします。
書く場所はチラシの裏でもなんでも良いです。

知識はインプット(入力)とアウトプット(出力)です。

覚えたあと、どこかに出さないと自分でも覚えられているのかどうか確かめられません。
覚えたら書き出す、を繰り返しましょう。定着率がぐんと上がります。

あとは実践あるのみです。

どれだけ良い覚え方を知っていても実践しないとその覚え方も定着しません。

学年末に最高の結果を出して、気持ちよく新年度を迎えましょう。

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