中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
子どもがなかなか自主的に勉強してくれない!
勉強の習慣化が難しい!
といった声をよく聞きます。
「子どもが声掛けしないと勉強をしてくれない」とお悩みの親御さんは多いもの。
そこで、習慣化のコツを3回に分けて紹介していきたいと思います。
今回は、そもそも「勉強が習慣化している」とは、どういう状態のことをいうのか?について一緒に考えていきましょう。
無理なく続けられている状態
勉強が習慣化している子は「当たり前のことを当たり前にやる」ことができています。
勉強=努力といったイメージを持つ人が多いかと思いますが、これは習慣化できていない人の話。
習慣化できている人は、当たり前に毎日勉強しているだけで“すごく努力している”といった感覚にはなりません。
もしも、子どもが毎日勉強していたとしても「嫌だ」「面倒くさい」と思いながらやっているのであれば、習慣化できていない証拠です。
そのため、いつ「もうやめた!」「今日は休もう」となってもおかしくない状態なのです。
一方、無理なく勉強を毎日当たり前のように“生活の一部”として行っていれば、それは「習慣化できている」ということでしょう。
勉強しないと気持ち悪いと感じる状態
勉強が習慣化できていると、勉強しない日があれば「なんとなく気持ち悪いな」と感じます。
これは勉強に限らず「習慣化」とはそういうもので、毎朝ストレッチをして一日をスタートさせている人は、ストレッチをしない日があると「なんだか気持ち悪いな」「なんだか今日は調子が悪いな」と感じるもの。
家に入るときに玄関で靴を脱ぐ、毎日歯みがきをする・・・・・。日本では当たり前のことですが、その習慣がない国や民族もいます。
私たちは靴を脱がずに家に入れば罪悪感を覚えますし、毎日歯みがきをしないと気持ち悪いですが、その習慣がない国・民族では、何とも思わないものです。
勉強の話に戻すと、勉強が習慣化できている人は、勉強しない・できない日があれば気持ち悪さを感じますが、習慣化できていない人は何とも思いません。
勉強が習慣化できているか否かをチェックするためには
- 毎日の勉強を当たり前と思えているか
- 無理なく勉強できているか
- 勉強が生活の一部になっているか
- 勉強しない日を気持ち悪いと感じるか
の4点を確認してみましょう。