受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
夏休みが開けて、2学期のスタート。毎日元気に学校に通っている子でも「実はストレスを抱えていた」なんてことがあります。
長期休暇のあとは子どももストレスを抱えやすいです。
そこで今回は、夏休み明けに子どもが抱えるストレスについて2回に分けてお話していきます。
夏休み明けに子どもが抱える勉強面のストレスとは
2学期が始まって、子どもが抱えるストレスにはどのようなものがあるのでしょうか。
- 勉強のつまずきに対する焦り
- 1学期よりも難しくなった授業への不安
- 良い成績を取らなきゃいけないというプレッシャー
2学期は1学期よりも授業内容が難しくなる学年がほとんどです。
そのため、焦りや不安、プレッシャーなどからストレスにつながってしまう子もいます。
とくに「2学期がスタートしたから新たな気持ちで頑張ろう」と思う子ほど、実際の勉強の進みとのギャップがストレスになってしまいがちです。
子どものストレスに対する適切な対処法
子どものストレスに対応するための3つのポイントがあります。
- 努力を褒める
- 子どもの話をよく聞く
- 上手く休憩を取り入れて、メリハリがつくように(頭のなかが勉強のことばかりにならないように)サポートする
ストレスを抱えつつでも学校に通えているのが素晴らしいこと、ストレスがあるけれど勉強を頑張れているのが素晴らしいこと、のように、子どもの行動や努力を褒めてあげてください。
「良い点数をとらなきゃいけない・つまずいてはいけない」といったことを無意識に感じている子も多いので“今頑張れていること自体が素晴らしいんだよ”と教えて、子ども自身が高くしてしまった「こうでなければいけない」のハードルを下げるイメージです。
ストレスは話を聞いてもらっただけでも軽減できるものです。
そのため、子どもの話を聞く時間を増やすようにしてみましょう。ダイレクトに勉強のストレスに対する話をしてくれなかったとしても、問題ありません。
友達との話、今日の学校でのできごとなど、何気ない話であっても“話をする”ことでストレス軽減につながります。
人はネガティブなことを考えていると、どんどん頭のなかがネガティブで埋め尽くされてしまうので、勉強のことを考えずに済むような時間を作ってあげる工夫も大切です。
勉強のストレスの根本解決は勉強で
とはいえ、勉強はやればやっただけ自信がつくものです。
勉強のストレスを根本的に解決するためには、勉強が必要。
ストレスだからと勉強を手放してしまうのではなく、コツコツとした努力の積み重ね、「ここまでやった」と自分で思えるような行動が、勉強への自信につながりストレスもいつの間にか消えていきます。
理想としては親御さんが子どもの勉強を見てあげることですが、難しいご家庭もあるかと思いますし、学年が上がると親も聞かれてすぐ答えられない問題もでてくるかと思います。
一人で勉強していると理解しにくい問題や時間がかかる問題もありますので、不安や心配、ストレスを軽減させるために塾に通い始めるのも一つの手です。