中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
2学期が始まり、一週間が経ちましたね。
この夏頑張った成果が出るのがこの2学期。
さらに、覚えることが増えるのもこの2学期です。
ここで一番気を付けてほしいのが、勢いでやみくもに走り始めてしまうことです。
山を登る時、「頂上があそこだから、頂上まで進むぞ!」では必ずどこかで息切れを起こしてしまいます。
もちろん頑張ることは大切ですが、もっと大切なのは継続することです。
最終的に大きな目標を達成するために、まずは目の前のことをひとつひとつクリアしていくカタチが望ましいです。
それがいわゆる、スモールゴールの設定です。
登山で例えると、スモールゴールは「○合目」です。
遠すぎて見えない頂上を目指して進むのは途方もなく大変ですが、
頂上までの通過点を1合目、2合目、と小さなゴールとして設定することで、
そのゴールに到達するごとに達成感を味わうことが出来るのです。
スモールゴールを設定するためには、最終的な目標を明確にする必要があります。
- 「今、英語のテストで40点しかとれないけど学期末には60点取れるようにしたい。」
- 「計算ドリルを1ページ解くのに今は20分かかるけど、1ヶ月後には10分で解けるようになりたい。」
のように、
- 現時点の把握
- 目標地点の把握
をします。
点数や時間のように数値に出来るものは具体的な数値を出します。
そして、期限も決めます。
そこまで決めることが出来たら、次にスモールゴールを設定します。
最終目標に決めた期限から逆算して「いつまでにどこまで達成していれば良いか」を考えます。
例えば、「今、英語のテストで40点しかとれないけど学年末には60点取れるようにしたい。」が最終目標であれば、
学年末テストまで、学校の定期テストは4回。
学年末テストで60点
5ヶ月後の定期テストで55点
3ヶ月後の定期テストで50点
1ヶ月後の定期テストで45点
と、計画を立てます。これがスモールゴールです。
そして、そのスモールゴールを達成するためには、まず何をやらないといけないのかをさらに書きだします。
1ヶ月後の定期テストで45点とるために、今から一ヶ月、毎日単語を1日3個覚える。
などです。
こうすることで、何か月も先の目標を達成するために今するべき行動、
いわゆる「ピンポイント行動(結果に直結する行動)」が何なのかが分かります。
このピンポイント行動は、直感でみつけられるものではありません。
スモールゴールを設定して初めて見つけられるものです。
何か今、目標を本気で達成したいと考えているのであれば、ぜひスモールゴールを設定して、ピンポイント行動を見つけてみてはいかがでしょうか。