中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
近年、スマホ利用の低年齢化が進み、それに合わせてトラブルも増えています。
「スマホを子どもに使わせなければ良い」といった意見もありますが、スマホを使うことは決して悪いことではありません。
スマホを子どもが使うことが“悪”なのではありません。
「どう使うのか」によって、悪いツールにも、便利で良いツールにも変化するのです。
今回は、子どものスマホトラブルと、その対策を一緒に考えていきましょう。
子どものスマホトラブル
ネットいじめが5年で2倍になったのを知っていますか。
半分の期間がコロナ禍です。スマホ利用の低年齢化とコロナで自由に活動できないフラストレーションが、ネットいじめが急激に増えた一端を担っているのだと予想されます。
- スマホでやりとりしていたら、意図せず友達を怒らせてしまった
- グループLINEで仲間外れになってしまった
- 何気なくした自分の投稿が拡散されて炎上してしまった
上記のようなトラブルは、誰にでも起こり得ること。
以前当塾ブログの「メディアと上手に付き合う方法」でもお話ししましたが、情報リテラシーを養い、賢くメディアと付き合うのが大切です。
スマホを使う上で知っておきたいこと
スマホを利用した「文字だけのやりとり」のデメリットは“伝わりにくい”こと。
実際に会って、表情を見ながら・声のトーンを聞きながら・雰囲気を感じながらコミュニケーションをとるのとは異なり、文字で伝わる情報には限界があります。
ふいに傷つけられることもあれば、誰かを傷つけてしまうことだって、あっても不思議ではありません。
何気なく簡単に誰でも発信できる・コミュニケーションがとれる便利なSNSですが、それと同時に危うさも併せ持っているのです。
- 文字だけで交流するLINEなどSNSでは真意が伝わりにくい
- インターネットに投稿したことは拡散されたりする可能性がある
- SNSでは自分に近い価値観の人が集まりやすい・閉じたコミュニティーになってしまいやすい
といったことを、スマホを使う上でしっかりと認識しておいてほしいと思います。
周りの大人が出来る対策
スマホトラブルを防止するために、周りの大人ができる対策がいくつかあります。
- SNSの特性を子どもに教える
- ネットいじめが起こり得ることを話しておく
- 何でも相談できる親子関係を築く
さらに「スイッチャー」や「シェルター」といった役割があるのを、お子様にお話しするのも一つの方法です。
スイッチャー:誰かの悪口などが出たときに、話題を変える・空気を変える
シェルター:いじめられている人に対して「私は共感する・話を聞くよ」といった姿勢を示して一人にさせない
自分がいじめられないだけでなく、いじめを否定する気持ちも子どもたちに持っていてほしいと思います。
なによりも、何でも話せる親子関係が作れれば、少しの変化を察知してスマホトラブルを回避できます。