中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
政策のひとつであるSociety5.0。
情報量が増えたり技術が進化したり、労働力が減少したことによって、その問題を解決するために考えられた政策です。
今回はSociety5.0について、2回に分けてお話ししていきます。
Society5.0とは?
Society5.0は、内閣府の第5期科学技術基本計画において「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(society)」と定義されています。
簡単にいうと「AIやビッグデータ、ロボットなどを上手に利用した、可能性の広がる質の高い私たち人間の社会」です。
- IoT(PC・スマホ・インターネットでつながるスマート家電や車など)
- ビッグデータ
- AI(人工知能)
- 5G(通信システム)
- ロボット(産業用ロボット・スマートロボットなど)
- ドローン
- 自動運転
- キャッシュレス決済
- リアルタイム翻訳
- VR(仮想現実)
上記がsociety5.0を支える技術です。
この技術を見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが、society5.0は、未来に訪れる理想の社会ではなく「すでに現実へと向けて始まっている社会」です。
キャッシュレス決済の推進や行政手続きの電子化など、政府としてもさまざまな取り組みを行っています。
さらに、コロナで注目されているテレワークもICT(通信技術)を利用した時間や場所に囚われない働き方であり、推進が行われています。
解決しようとしている課題
さきほどSociety5.0の内閣府の定義の部分でお話しした「経済発展と社会的課題の解決を両立する」の“社会的課題”とは、どのようなことを指すのでしょうか。
- 温室効果ガスの排出削減
- 社会コストの抑制
- 持続可能な産業化
ほんの一例ではありますが、Society5.0では上記のような課題解決を目指しています。
“課題”というと社会的に重大な事柄であったり、みんなが困っている大きな障害のように感じてしまいがちです。
しかし、Society5.0で解決しようとしている課題は、世界的な課題だけでなく、一部の人が抱える問題やより良い社会をつくるための問題も含まれます。
たとえば、医療や介護の人手不足が問題となっている地域では、オンライン診療や介護ロボット・AIなどの利用促進。
教育の場では、ICTを活用してどこでも学べる環境づくりや個々の理解度に合わせた教育など、さまざまな課題が挙げられるのです。
参考:FUTURE STRIDE/ソフトバンク株式会社