冬休みこそ注意すべき「学習習慣の維持」
こんにちは、個人指導専門塾の柴山です。
ゴールデンウィークを目前にして、楽しみな予定に胸を躍らせてるお子さんもいるのではないでしょうか。
連休中に気が抜けてしまわないように、今からやるべきことをリストにして確実に行動していけると良いですね。
本日は、子どもたちに求められ続けている「生きる力」についてお話ししたいと思います。
社会というものは常に変化し続けています。
その中で生きていくには、
「これからどのような能力が必要で、どのように能力を高めていくか」を
自分自身で考え、実行していくことが求められます。
そこで必要なのが「生きる力」です。
学習指導要領では、以前から「生きる力」を育む教育を目指しています。
そもそも「生きる力」とは何かをご説明します。
生きる力とは、
確かな学力=知、豊かな心=徳、健やかな体=体
知・徳・体のバランスのとれた力のこと。
主体的に学び、我慢するときは我慢して人を思いやる、そして生きるための健康や体力をつける
ということが求められています。
この力は子どもの時だけではなく、生涯にわたって大切な力です。
2020年から始まる新しい学習指導要領による教育では、「生きる力」を育むために
- 主体的、対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)を強化すること
- 現場との検証を繰り返し質の高い教育を目指すこと
を明記しています。そうすることによって
- 学びに向かう力、人間性
- 知識及び技能
- 思考力、判断力、表現力
を育みこれが「生きる力」につながると考えられています。
そして、子どもの「生きる力」を育むためには、
保護者が先回りして子どもの人生を平坦な道にしてしまわないように注意することが大切です。
勉強でつまずいたり、人付き合いで傷ついたり、不注意で怪我をしてしまったり・・・
という経験はその後の成功につながる大切な経験です。
子どもが人生でつまずいているときは
様子をよく観察して、助けてほしいというサインを送っていたら
手を差し伸べて協力してあげましょう。
文部科学省の資料によると、保護者の方の働きかけが「生きる力」を育む大きな要素になるようです。
まずは教育現場がどんなことを大切にしているのか、子どもにどんな力をつけさせたいと思っているのか、
調べてみてください。
新しい学習指導要領をチェックしたり、お子さんの通っている学校のお便りを見てみると、
何か書いてあるかもしれません。
子どもが家で過ごす時間は長いです。
その時間、一緒にいる大人が「どんな力を身につけてほしいか」
を明確に考えて子どもに接するということには意味があります。
保護者の方は、学校や塾の先生など、子どもの勉強に関わる大人と連携して
学習場面の接し方から意識を共有することで「生きる力」を育む第一歩となります。
「生きる力」は子どもの生涯の財産になります。
傲慢な考えにならないよう注意しながらも、子どもが豊かな人生を歩むお手伝いができたら素敵ですね。