中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
私立高校の受験が無事終了しましたね。
思うような結果となったお子様、そうでないお子様、さまざまだと思います。
今回は、私立の結果を受けて、受験生が今やるべきことを2回に分けてお話ししていきます。
※1回目となる当記事は、第一志望が私立高校のお子様に向けた内容となっています。
私立に合格したお子様
春からは、晴れて希望の高校に入学することとなります。
思うような結果となったのは、みなさんの努力の証です。
「受験が終わって良かった」「これでもう受験勉強しなくて済む」「今まで頑張ったから、卒業までは遊びたい」
といったお子様も多いのではないでしょうか。
親御さんとしても、ほっと一安心ですよね。また、今まで頑張った分、少し休憩して欲しい気持ちもあると思います。
しかし、4月からの高校生活を充実させるためにも、毎日の学習は絶対に続けましょう。
「せっかく第一志望に入学できたのに高校の勉強についていけなくなった」とならないように、中学で学習した内容を復習していきましょう。
学習の習慣化は、高校生になっても大いに役立ちます。
私立が不合格だったお子様
私立受験で思うような結果が出せなかったお子様は、とてもショックですよね。
自分を責めたくなる気持ちもあると思います。絶望感や後悔もあるかもしれません。
しかし今は、公立入試に向けて受験勉強に取り組むべきです。
「ショックだからやる気が起きない」は言い訳に過ぎません。後から公立高校受験で思うような結果が出せなかったときに、とても後悔することになります。
せめて今だけは、「感情」と「行動」を切り離して捉えることが大事です。
親御さんも「かわいそう」「悲しんでいる」という姿を認めるのはOKですが、その感情に寄り添いすぎて行動しないことまで認めるのはいけません。お子様が机に向かえるような励ましの言葉をかけましょう。
「やることをコツコツ毎日積み上げていこう」「やらなかったときどれだけ後悔すると思う?」「一問でも多く解けば解くほど、レベルアップになるよ」
というように、勉強すること(=行動)に焦点をあてた声がけが良いですね。
また、「次は大丈夫だよ!〇〇ならできる、一緒に頑張ろう!」と、自信を持てるような声掛けも良いでしょう。
結果はどうであれ、受験を一度経験しているので、公立の受験では落ち着いて問題を解けることと思います。
次の受験に向けて、以下の3点を重点的に勉強しましょう。
- 自分のケアレスミスの傾向を知って対策
- 過去問を繰り返し解く
- 苦手な科目の基礎をしっかり学習
英語のスペル間違いや単位の書き忘れなど「分かっていたのに間違ってしまった」といったケアレスミスは、なくすことですぐに点数につながります。
勉強をしていて不安なところや分からないところがあれば、当塾の講師にお声がけください。
「不合格」は、自分自身が否定されたような気持になるものです。お子様によっては、やる気がなくなってしまうケースもあります。
しかし「私立が第一希望だったけど、今考えたら、公立で良かった」と、1年後や2年後のお子様が言えるように、全力でサポートしていきましょう。