受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
私立入試本番まで、残り約2週間となりました。
あと2週間で、一体何が出来るでしょうか。この2週間の過ごし方で、私立入試、さらに公立入試の結果さえ変えることが出来ます。
今回は2回にわたって、「私立入試に向けて、これからするべき2週間の過ごし方」についてお話しします。
自分のレベルと、得意な単元・苦手な単元を知る。
2週間前の今、改めて具体的な数値を見ることで、今から何をするべきかを知るための大きな手がかりを掴むことが出来ます。
愛知県の場合、12月に全県模試を受けている受験生の方もいらっしゃると思います。
そろそろ結果が返ってくる頃です。まずはそれをじっくり見てみましょう。
全県模試の結果の見方にはポイントがあります。
- 合格率や判定だけでなく、それぞれの単元の理解度をチェックしましょう。
- 惜しい単元(他の単元に比べてやや学習が足りていない単元)をチェックしましょう。
- 2.の「惜しい単元」とは別に、全く点数の取れていない単元もチェックしましょう。
勿論、悪いところばかりに目を取られすぎるのではなく、比較的点数の取れている単元についても、自覚的になる必要があります。もし保護者様も一緒に見ることができれば、保護者様からお子様を褒めてあげると良いですね。
また、全県模試を受けていない場合でも、単元ごとのチェックは出来ます。
中学3年間の定期テストや、特に学年末テストを見て、どの単元の理解が良くなかったのかを書き出してみましょう。
2週間前の今、「自分の得意な単元・苦手な単元」を改めて知ることが、成功の鍵を握っています。
受験校のレベルを知る。
自分の今のレベルを知ることが出来たら、次は受験校のレベルを確認しましょう。
今一度、自分の現在の実力と受験校のレベルの差を自覚するためです。
「偏差値・合格点一覧」というような表が、学校や通っている塾の壁に貼り出されているかもしれません。
また、「〇〇高校 偏差値 合格点」とネットで検索すると、最近の年のその学校の合格者が平均どのくらいのレベルだったのかを知ることが出来ます。
いかがでしたか。
まずは、偏差値や点数を具体的な数値で知ることで、受験校とのギャップを知り、自分が今から何をするべきなのかを考えるためのヒントを得ましょう。
とても大切なことなのですが、目の前の勉強に必死で、このようなことに力を入れない受験生の方はたくさんいらっしゃいます。
受験する上で、戦略を練ることは必須です。これまでのテストや模試など、今の実力を知るためのツールを持っているのに、戦略を練るためにそれらを使わない手は無いですよね。
ぜひ、今一度これまでのテストや模試を、ポイントに沿ってチェックしてみてくださいね。