中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「志望校に入る」「学力をアップする」といった目標も間違いではありませんが、数値化した目標を立てることをおすすめしたいです。
半年後、1年後に振り返ったときに「できた」or「できていない」が一目で分かるメリットがあります。
数値化した目標のメリット
ここでは、数値化した目標を立てるメリットをいくつか紹介していきます。
- できたか、できなかったか、の結果が分かりやすい
- 目標達成までの道のりをイメージしやすい
- より明確な目標になるため、何をすればいいのか分かりやすい
- 途中で目標・計画を修正しやすい
数値化した目標を立てることで“今自分は何をすればいいのか”が分かりやすくなります。
また、達成に向けて進んでいるうちに計画とズレが生じた場合に修正しやすくなるメリットもあります。
具体例
数値化した目標の例には、以下のようなものがあります。
- 偏差値を20UPして、志望校に合格する
- 算数の点数を30点上げる
- 毎日45分は自主学習を行う
- 毎日2つずつ英単語を覚える
このように、数値化した分かりやすい目標は行動も起こしやすいです。
算数の点数を30点上げる・・・であれば、2カ月後に5点、半年後に15点上がっていれば良いわけです。
「1年に30点」と思うと、すごく難しそうな気がしますが、2カ月で5点ならすぐに上がりそうですよね。
問題の配点にもよりますが1問2点の問題であれば、今よりも3問多く正解すればいいのです。
今よりも3問多く解くには、理解できていない単元に取り組んだり、ケアレスミスをなくせばクリアしやすいかと思います。
“毎日2つずつ英単語を覚える”といった目標を立てた場合、「そんなに少なくていいの?」と思うかもしれませんが、1年たてば730個の英単語を覚えられます。
1日2つの英単語であれば、スキマ時間に覚えることができそうですよね。
このように、数値化した目標を立てたほうが、ざっくりとした目標よりも達成しやすくなります。
3回に渡って「新年の目標を立てるとき・立てたあとに気をつけること」をお話ししてきました。
すでに目標を立てた子もそうでない子も、今回の記事を参考に、1年後の振り返りのときに「達成できた」と笑顔で言えるといいですね。