中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
明けましておめでとうございます。
日々成長していく子どもたち。私たちは、今年もお子様が笑顔で健やかに育ってくれるよう願っております。
また、今後も保護者の皆さまの心に寄り添い、さまざまな情報を発信してまいりたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
保護者の皆さま・お子様たちにとって充実した年となるよう、今回は「新年の目標の決め方」と「保護者の方のサポート」について、2回に分けてお話ししたいと思います。
結果目標と行動目標
まずは、新年の目標を決めましょう。
目標には、以下の2つの種類があります。
- 結果目標
- 行動目標
結果目標は「結果」に着目した目標、行動目標は「行動」に着目した目標です。
たとえば、
- 5キロ痩せる(結果目標)
- 毎日30分のウォーキングをする(行動目標)
というのが、それぞれの目標となります。
結果目標を重要視する方も多いですが、結果目標だけでは、漠然とした目標になりがちです。
「5キロ痩せる」といった目標はあっても、具体的な「何をどう頑張れば良いのか」が明確ではないからです。
決意は大切なことですし、結果目標も必要ですが、重要視したいのが「行動目標」。
「何をどう頑張れば良いのか」を明確にしておくことです。
お子様の目標を決めるのには、より具体的な「行動に焦点を当てた目標」が有効なのです。
行動目標の立て方
目標を決めるときは、ワクワクした気持ちになったり、頑張ろうとやる気が湧いたりしますよね。
そのモチベーションを維持したまま継続して頑張れるように「ちょっと頑張ったら達成できる行動目標」を立ててみましょう。
難易度の高い行動目標は、挫折につながりかねません。そこで、少し背伸びをしたら届くような行動目標に決めましょう。
- 苦手な算数の計算問題を1日5問解く
- 自主学習を1日15分やる
たとえば、上記のような目標があります。
「目標が低すぎる?」と思っても大丈夫。その子に合った目標を立てましょう。
また、最初の目標にこだわり過ぎると失敗する可能性もあるので、必要であればその都度修正しても良いです。
「これくらいならできるかも!」「難しすぎないから頑張れそう!」と、お子様が思えるような行動目標がカギとなります。