受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
2020年に改訂された新学習指導要領。
そのなかで「思考力・判断力・表現力」というのがあります。
これらは、未知の状況にも対応できる力として、変化の激しい時代に合わせ改訂されました。
思考力・判断力・表現力を伸ばすためには、それぞれどのようなことをすればいいのでしょうか。
今回はそれぞれを伸ばす方法について、2回に分けて説明しますね。
思考力を伸ばす
思考力を伸ばすためには、以下の3つが大切です。
- 筋道を立てて考える
- 物事を多面的にとらえる
- 深く考える
この3つができるようになるには、以下のことに意識して過ごすことが有効です。
- 良書にたくさん触れる
- 仮説を立てて、検証するクセをつける
- 本質は何かを考える
- 数字や図を使って考える
良い本をたくさん読むと知識が広がるのはもちろんですが、思考力も鍛えられます。
また、小さなことでも疑問に思ったことは、仮説を立ててから検証することも大切です。
そのためには、親御さんのサポートが欠かせません。
お子様の日常における些細な問いに、すぐに答えるのではなく「あなたはどう思う?(なぜだと思う?)」と逆に問いかけることが、仮説を立てることにつながります。
判断力を伸ばす
判断力は、さまざまな場面で使うことがあります。
熟考する時間があるケースもあれば、瞬時に判断しなければいけないケースもありますよね。
判断力を伸ばすために、日常生活に以下の方法を取り入れてみましょう。
- 知識を増やす
- ニュースを見る
- 歴史について学ぶ
- 新しいことにチャレンジ・いろいろなことを経験する
人は知識や経験から、物事の判断をしようとします。
知っていることや経験したことが多ければ、それだけうまく判断できるようになります。
たとえば、偉人の生涯について書かれた本を読めば、その人の人生を疑似体験することができます。
自分の経験ではないものの、疑似的な体験は知識の蓄積につながるのです。
「マザー・テレサ」「レオナルド・ダ・ヴィンチ」「ヘレン・ケラー」「トーマス・エジソン」など、学校の図書室などでも借りられるので、積極的に読めるといいですね。
今はコロナ禍なので、なかなか家族で遠出したり、イベントにも気軽に参加させてあげたりできない状態です。
できる範囲でいいので、お子様の知識や経験を増やしてあげましょう。