受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
突然ですが、上手な作文とはどのようなものだと思いますか。
まず前提として認識しておくべきなのが、作文は「伝える」ために書くものであるということ。
さらに、読みたくなるような作文であれば「上手」と呼ばれますが、いくつかのポイントを押さえて書けば上手な作文が書けます。
作文を書くための準備
いきなり原稿用紙に作文を書き始めても、上手に書けないのは当たり前のこと。
まずは作文のテーマ(何について書くのか)を決めましょう。
さらに、構成(プロット)を考えます。
作文を書く上で構成は大切。同じ出来事を書くとしても、構成次第で単調な作文になったり惹きつけられるような作文になったりします。
構成は「起承転結」を意識して考えると良いでしょう。
ルールに沿って書く
前提条件として、原稿用紙の使い方・書き方の決まりを守って作文を書きましょう。
1マス1字・段落のはじめは1マスあける、といったことが出来ていれば良いので、難しく考える必要はありません。
表現も統一していきましょう。文末の「です・ます」と「だ・である」が混じっていると読みづらくなってしまうので要注意。
また「令和4年」と「2022年」、「67分」と「1時間7分」などの表記が混在しないように統一しましょう。
惹きつけるような文章を実際に書いてみる
- 書き出しの工夫をする
- 表現の仕方を変える
- 結論は主題(テーマ)に沿って簡潔に
上記の3つのポイントを意識して書いてみましょう。
「僕は、~です。僕は、~しました。僕は、~思いました。」のように、毎回「僕」「私」が続くと読みづらい文章になります。
表現の仕方を変えて、リズム感の良い作文にしていきましょう。
例えば、「と思いました」は「と感じました」「と考えました」などといった表現もできます。
「楽しい」であれば「愉快」「心嬉しい」「面白い」「うきうきする」「元気になる」「心躍る」「明るい気分になる」などたくさんの言い換えがあります。
さらに、結論を書く際は、テーマに沿って“簡潔に”書きましょう。「何を伝えたいか」に重点を置き、ダラダラと長すぎる結論を避けましょう。