中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の岡田です。
前回の記事では、学年末テストに向けての暗記科目の対策として
「逆さ暗記法」についての勉強方法について説明しました。
今回は、私の教室でこの勉強法を取り入れたことで、
理科と社会のテストで、2科目合計で30点以上UPさせたKさんの事例をご紹介します。
ある日、教室で浮かない顔をしたKさんがいたので話しかけたところ
「テストまであと2週間なのに、単語が似たものが多すぎて全然覚えられない・・・どうしよう・・・」
と悩んでいました。
そこで、歴史の小テストを実施しました。
Kさんは、キーワードは覚えていますが、単語の意味や内容が整理できていないので
問題を解いても点数にはつながっていませんでした。
このままでは、また理科と社会で思うような結果が出せないと落ち込んでいたKさんを見て、
私から「逆さ暗記法」を伝授しました。
その「逆さ暗記法」とは、例えば、
徳川家康:豊臣秀吉が亡くなった後、天下の実験を握り江戸(東京都)に幕府を開いた。
譜代大名:古くから徳川家に使えた大名
といった流れで、分からない単語を科目別でまとめていってもらいました。
その時、Kさんから、
「何が覚えきれていなかったのか、一覧になったのではっきり分かってすっきりした」
と感想をもらいました。
そして、逆さ暗記法は家や空き時間に気軽にできる勉強法なので、
空いた時間を見つけてどんどん実践してもらいました。
テスト3日前に同じ内容を小テストで出したところ、前回は40点しか取れていなかったところが
今回は80点以上を取るまで暗記することに成功しました。
そして、テスト結果が返ってきたとき、Kさんが真っ先に
「先生!テスト、理科と社会が一番伸びたよ!合計で37点も上がった!」
と嬉しそうに報告をしに来てくれました。
このことがきっかけで、苦手と思っていた暗記科目に自信を持つことができるようになりました。
今でもこの勉強法を取り組んでもらっています。
Kさんのようにひとつのやり方がきっかけでぐんと点が伸びることは十分あります。
まずは、こういった勉強法を今までの自分の勉強スタイルに取り入れてみましょう!