中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の服部です。
GWも終わり、すでに経験済みの方たちは「定期テスト」に向けて動いていることと思います。
今回は中学1年生のお子さんをもつ保護者さんに向けて「最初の定期テストの重要性」についてお話をしたいと思います。
私は昔、「テスト」がすごく好きでした。
自分の力が数値化され目に見えて「出来る」「出来ない」がはっきりします。普段は色々注意されていても「テスト」さえ良ければ何も言われません。
保護者さんの中にも同じ考えだった方もいらっしゃるかもしれません。
保護者さんの声として
「うちの子はゲームばかり・・・」とか「うちの子は落ち着きがなくてふらふら・・」などと言われるのですが、最後には「○○だから点数もわるい。」とよく言っていますし、
「点数さえ良ければここまでは言わないんですけどね~。」とよく耳にします。
ただ、「ゲームをやってしまう」のも「ふらふらしてしまう」のも結局は「環境」なのです。
ゲームがあればゲームをしますし、ゲームが無ければしませんよね?
ゲームが出来る環境が整っているから、その結果ゲームをしてしまうのです。
中学生になり「学校の環境」は変わりましたが、「家の環境」はいかがでしょうか?
環境が一緒なら「意識」が変わっても中々行動としては表れません。
そこで、まずは「環境」の見直しが第一歩!
前置きが長くなってしまいましたが、テストに関してお伝えしたいと思います。
重要な科目として「英・数」に絞りますが
1年生の中間テストの平均点を皆さんは知っていますでしょうか?
知らない方も多いと思いますが大体「80点」くらいです!
高いですよね!それだけ取りやすいという事もありますが、私は、子どもたちに「テスト=出来る」を印象付けるために簡単にしているのでは?とも思っています。
ここでの順位がその子のスタートラインです。
最初に上位を取り、保護者さんから褒められればその子の勉強のモチベーションは高くなり、その位置が今後のベースとなります。
また、逆に順位が悪くて怒られればその子は「テスト=怒られる」とマイナスのイメージになりモチベーションは低くなります。
すると、悪いときの対処の仕方も保護者の方は困りますよね。
「最初だし怒っていいのか悪いのか。」「怒らないでその順位でいいと思われても・・・。」など色々考えることはあると思います。
今まで出来なかった子も、中学の最初のテストでは点数を取ってもらいたい!
それが私の本心です。そして「私もやれば出来る!」という成功体験を踏んでほしい。
テストが来るたびに嫌々になる子も見ていますが、決まって最初のテストで躓いています。
最初のテストは今後を左右する非常に重要な通過点です。
最初で躓かぬよう、まずは「環境を整える」ことをしてあげてください。
目標を子どもと共有し、何をするべきなのか保護者の方主導で良いので考えるようにしましょう。
目標のために、計画を立て実際に行動していく力は今後その子を何度も助けてくれます。
対策を考えずにテストに挑み後で後悔してしまわないように、前もって行動に移させることができると良いですね。