中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
連休明けは「学校に行きたくない」という子が増えます。
- 「何日も休むと余計に学校に行きたくなくなるから無理にでも行かせないと」
- 「勉強が遅れてしまうから連日休ませるわけにはいかない」
- 「周りの目もあるし、なんとか学校に行ってほしい」
- 「休んでいるうちに友だちとの関係が悪くなってしまうのでは?」
など、さまざまなことが頭をよぎりますよね。
子どもには子どもなりの理由がある
子どもが「学校にいきたくない」と言い出したら、親御さんが焦ってしまうのも当然です。
焦るあまり「学校に行きなさい」と言ってしまいたくもなりますよね。
しかし、子どもには子どもなりの学校にいきたくない理由があります。
友だちと上手くいっていない、勉強についていけなくなったのがイヤ、やりたくない委員会に入ってしまった、担任の先生が合わない・・・など、その子によって理由はさまざまですし、2個3個と原因がある場合も。
強制しない、寄り添う姿勢が子どもを安心させる
「学校に行きたくない理由を聞いて、それを解決すれば良い」と思いますが、そう簡単に事が運ばないケースは少なくありません。
第一に、子ども自身が理由をよく分かっていない場合もあります。
では、どうすれば?といったところですが、ポイントは2つ。
- 「行きたくない理由を正論で潰す⇒行くことを強制」はNG
- どこまでも子どもに寄り添う姿勢を見せる
「子どもの話を最後まで聞く、否定しない」で、学校に行けるように
以前、GW明けに「学校に行きたくない」と言いだした4年生の女の子がいました。
親御さんは最初とても悩みましたが、なるべくいつも通りに接して、娘さんの話をきちんと聞く機会を増やしたそうです。
すると、徐々に娘さんの学校に行きたくない気持ちが減って、今まで通りに楽しく学校に行けるようになりました。
この親御さんが、娘さんの話を聞くときに気を付けていたことがあります。
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子どもの話を聞くときに「○○だから行きたくない」と言われたら「でも、それは△△だから、学校に行こうよ」と、行きたくない理由を正論で潰して学校に行くように促してしまうのはNG。
子どもの話を最後までしっかりと聞いて“共感”するようにします。
そして“何があっても親は味方”を伝えるようにしましょう。
「大丈夫だよ、お母さんはどんなことがあっても〇〇ちゃんの味方だから、困ったことや嫌なこと、悲しいことがあったら一緒に考えて乗り越えていこう」のような声掛けをします。
親が味方でいてくれる、一人じゃない、そう思うと勇気がでるもの。
さらに、その都度親に相談しながら解決に導けます。
このようなアプローチで、学校にいきたくない⇒頑張っていこう、に変化するとは限りませんし、お子様によってはしっかりと休む期間が必要なケースもあります。
もしも、勉強が遅れないか心配だと感じたら、オンライン塾などを利用する方法もあります。
学校に行きたくないという子への対応の正しい答えは1つではありませんが“否定せず子どもの話を聞いて寄り添う”といった声掛けは、どんな場合であっても必要です。