中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
本年が終わろうとしていますが、みなさんにとってどのような一年だったでしょうか。
子どもの勉強、部活、先生や友達との関係など、さまざまな出来事があったかと思います。
運動会や発表会、合唱コンクールなどの観覧を通してお子様の成長を感じたり、期末面談で学校の様子を聞いて新たな発見があったり、親御さんの見えないところでもお子様は頑張っていたのではないでしょうか。
今年の振り返りを踏まえて、来年は子どもたちにとってどんな年にさせたいと思うか考えてみましょう。
コロナ禍4年目を過ごす子どもたち
新型コロナウイルスの流行はじまりから3年が経ち、コロナ禍以前とは生活様式も一変しましたよね。
とくにマスク生活や学校行事の縮小などは、子どもたちにとっても大きな変化です。
コミュニケーションが取りづらかったり、思うように友達と過ごせなかったりすることもあったかと思います。
なかには「家族や自分を傷つけてしまう」といった子も。(国立成育医療センターの調査では20%の子がこのような回答をしましたが、過去最多となっています。)
来年はコロナ禍4年目に突入しますが、小中学生の子どもたちに、私たち周りの大人はどのように関わっていけば良いのでしょうか。
家庭では相談しやすい雰囲づくりを
新型コロナの影響で「大人への相談のしやすさ・話しかけやすさが減った」と回答した子が半数以上に上ります。
ただでさえコロナ禍でストレスが多く悩みが増えたところに、大人に相談しにくい状態になってしまっているということです。
家庭では、子どもが話しかけやすい雰囲気・相談しやすい雰囲気づくりを心掛けていただきたいです。
とはいえ、相談するのは簡単なことではなく、まずは
- 自分自身が悩みに気づくこと
- ⇒相談相手がいること
- ⇒言葉にして伝えること
- ⇒相談した人の反応を受け止めること
といった4つのステップを経なくてはなりません。
子どもをよく観察して寄り添う
「なんかモヤモヤする」「何に対して不安なのか自分でも分からない」「何もないはずなのに気分が落ち込む」「やめたいけどなぜかすぐにイライラしてしまう」など、根本原因を子ども自身が分かっていないことも多いです。
大人が気づいてあげることが大切なので、子どもの心の状態をよく観察するようにしていきましょう。
いつもと違うと感じたら、「最近元気がないように見えるよ」「何か気になることがある?」など声をかけると良いかと思います。
また、子どもが上手く話せそうだと感じたり、話すのが辛そうであれば、抱きしめるだけでもじゅうぶんです。
親が自分にとって安全地帯である、いつでも相談できる、何でも話して良い、子どもがそう思えることが大事。
さらに親御さんも、何でも話せる味方を作る、悩みを相談できるコミュニティーに属する、リフレッシュ方法を見つける、など、自分自身のケアも忘れないでくださいね。
さいごに・・
コロナ禍が続く中での子育ては、本当に大変だったことと思います。今年も一年、本当にお疲れさまでした。
私たちは、これからも子育て・勉強に悩みながら奮闘している保護者の皆さまに寄り添い、このブログを通してさまざまな情報を発信していきたいと思います。
今年も大変お世話になりました。とても感謝しています。来年もまた、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。