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小学校のプログラミング教育必修化が話題になっていますが、新学習指導要領では、中学校技術分野でも「情報の技術」におけるプログラミングに関する内容の充実が示されています。
そこで今回は、プログラミング教育におけるこれまでとこれからの違い、そして期待される効果についてお話します。
新学習指導要領のポイント
文部科学省は、「情報活用能力」を言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けました。
中学校では、技術分野において、プログラミング、情報セキュリティに関する内容を充実することが示されています。
これまでの学習指導要領では、必修とされていたのは「プログラムによる計測・制御」だけでしたが、新学習指導要領では、これに加え「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」等について学ぶ、としています。
これまでとこれからの違い
では、「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」とは、どのようなものでしょうか。
実はこれらは、私たちが普段何気なく使っている多くのWebコンテンツを含んでいます。
例えばオンラインショッピングや乗換案内の検索アプリなど、「ネットワークを介し」「使用者の働きかけに対し応答があり(双方向性)」「問題を解決出来るもの」と考えるとわかりやすいと思います。
問題を解決するために、何が必要かを考える力を育み、それらをどのように組み合わせれば良いのかを学んでいくことが、これからのプログラミング教育と言えるでしょう。
期待される効果
新学習指導要領で大きな違いとして注目されているのは「双方向性」という文言が付け加えられたことです。
これは今までのように受け身で学ぶだけではなく、こちらからも働きかけ、問題解決をしていく力を身につけることを狙いとしていることによるものでしょう。実際に、文部科学省が公開している事例集では、身近な製品などを題材とし、生活を支えるシステムやサービスに込められた工夫について考えるよう導いています。
生徒を開発者の視点に立たせることで、問題発見や課題解決に取り組んでいくことが期待されているのです。
いかがでしたか。プログラミングと聞くと難しく感じますが、問題を認識し、論理的に思考し、解決する力を身につけていく手段と捉えると、少しわかりやすくなると思います。
ぜひ今回の記事も参考にしてみてくださいね。
◎参照
文部科学省「新学習指導要領のポイント(情報活用能力の育成・ICT活用)」「中学校技術・家庭科(技術分野)におけるプログラミング教育実践事例集」