中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
突然ですが、お子様との信頼関係は築けているでしょうか。
普段はなかなか考えることがないかと思いますが、改めて考えるとすぐに「YES」と言えない方もいるかと思います。
子どもが大人を信用するのはどのようなときなのか、親子の信頼関係を築くために大切なポイントをお話ししていきたいと思います。
子どもをコントロールしようとしないのが大事
親は「子どもをしっかりと一人前の人間に育てなければ」と思うもの。
しかし、子どもをコントロールしようとするのは違います。
我が子であっても一人の“個”であり、考えることや感じることは親と違います。
「こうすれば必ず良くなる」「それをしたら失敗するのに」自分の経験から、そんな思いを抱くこともありますよね。
しかし、全てを親の思うとおりにさせようとすると、子どもは反発するものです。
特に思春期になると「自分で決めたい」「自分でやってみたい」といった気持ちが強くなります。
そんな時に、子どもをコントロールしようとせず、考えや気持ちをしっかりと聞いて尊重してくれる大人であれば、お子様も安心して信用できます。
「論理的展開ができるか?」がポイント
叱るとき、話をするときは「論理的展開ができるか?」を意識しましょう。
「ダメ」といっても、何がダメなのか・どうしてダメなのか・それをするとどうなるのか・どうするのが良いのか、といったことが分からなければ、子どもは不信感を持ちます。
「ただなんとなく」ではなく、論理的展開ができるように意識するのがポイント。
また、論理的展開ができないことは、すぐに「ダメ」と言わないのも一つの方法です。
叱るときは一貫性を持って
「この前は良かったのに、なんで今回はダメなの?」とお子様に言われた経験がある親御さんもいらっしゃるかと思います。
子どもは敏感なので、一貫性のない叱り方にはすぐに不信感を抱きます。
子育てをしていると「良い」「ダメ」とハッキリ断言できない場面に出くわすこともありますよね。
ですが「この前は容認したのに、今回は叱る」といった一貫性のない叱り方はNGです。
この点でも、先ほどお話しした「論理的展開」ができていると、良いorダメの判断に迷いにくくなります。
- 叱る理由が明確ではない
- 一貫性がない叱り方
- 叱る事柄がその時の気分に左右される
- 子どもなりの理由や考えを聞こうとしない
といった対応では、子どもが大人を信用できなくなってしまいます。
大人も“人”ですので、全て完璧に・・・とはいきませんが、今回の記事を参考にお子様と接してみてくださいね。