受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
夏休みが明けて2学期になると、授業内容がグッと難しくなります。
また、学校行事が多い学期でもありますので、子どもたちも忙しい日々が続くかと思います。
それに伴い、抱えるストレスが多くなることが予想されます。
そこで今回は、難しくなる授業や学校行事の多いスケジュールで、子どもが抱えるストレスにどう向き合うべきかをお話ししていきますね。
子どもの様子を観察する
子どもがストレスを抱えていると、何らかの形でSOSサインを出していることが多いです。
- 急な食欲の増減
- お腹や頭の痛みを訴える
- 寝起きや寝つきが悪い
- ちょっとした態度が乱暴になる
- 口数が少ない、または明らかに多い
- 自己否定する言葉を言う
このように、いつもと様子が違うようであれば要注意。子どもからのSOSである可能性が高いです。
子どものストレスは、目に見えないものですので分かりにくいかと思います。
それでも、親御さんであれば子どもの様子に気をつけて過ごすことで、早い段階から発見できるでしょう。
声をかけ、話を聞く
子どもがいつもと違うな、ストレスかな、と感じたら、まずは声をかけてみましょう。
「最近イライラしているけど何かあった?」「夏休みが終わってから元気がないけど、嫌なことがあるの?」のような声かけです。
そして、子どもの話をいつもよりていねいに聞くのを心掛けます。
途中で言いたいことが出てきたり、先回りをしたくなったりするかもしれませんが、我慢。最後まで話を聞いてあげましょう。
話すだけでスッキリする場合もありますし、ストレスの原因が分かって解決に導くきっかけになることもあります。
休日にはリフレッシュも必要
子どもが抱えるストレスの原因は、無理に解決しようとしなくても大丈夫です。
親のサポートで簡単に解決できるものであれば良いですが、なかには難しいものもあるかと思います。
無理にストレス原因を解決しようとすると、それが逆効果になる場合もありますし、今度は親御さんにとってのストレスになる可能性も考えられます。
そこで、身体を動かす、生き物や植物に触れる機会を作る、夢中になれる趣味を見つける、行ったことのない所に親子で行ってみる、一緒に映画を見に行く、などのリフレッシュを重視してみましょう。
そしてもう一つ、大切なことがあります。それは、親御さん自身がストレスを溜めないこと。
子どものストレスと向き合うためには、親御さんの心に余裕がなくてはいけません。
ふだんの自分の頑張りを認めて褒めてあげる、リフレッシュする時間を作る、などの方法で自分の心もケアしてあげてくださいね。
子どものストレスと向き合い対処しても「改善しない」と感じたら、他の人に相談するのも一つの方法です。
子どものストレスが大きくなり過ぎると、不登校につながったり、うつ・不安障害などになったりする可能性も否めませんので、そうなる前に他の人に話してみましょう。