中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柴山です。
公立の受験日が着々とせまってきましたね。
受験日まではどうしても不安が付きまといます。
いくら勉強してきたとはいえ、どうしても自信満々にはなれないものです。
今回は漠然とした不安を抱える受験生に、どのような勉強をすれば良いのかをお伝えするため
当塾が公立受験に向けて実際に生徒に行っていることをお話しします。
行っていることは「2つ」です。
まず1つ目は『覚えてほしい内容を具体的に伝えること』です。
私が、「この内容を理解してほしい」とテキストのページを指定するのですが
それに加えて「今日は文字式の割合の表し方を覚えよう」と具体的に覚えてほしい内容を伝えます。
そうすることで、今日何を勉強するのかが明確になり、目標となります。
また、やっている最中で何をするべきなのか忘れてしまうのを防ぐため、
やる内容を紙に書きだし、その時間だけ見えるところにおいておくのもおすすめです。
目標を指定することで、そこに向かってぶれずに取り組むことができます。
目的意識を持って勉強するのと、ただやみくもに目の前のことをやるのとでは
効果が全く違ってきます。
2つ目は『解きなおしをさせること』です。
解けなかった問題は何もヒントを見ずに必ず解きなおしをさせます。
なぜなら解けなかった問題は丸付けだけで終わっている子が非常に多いからです。、
中にはご丁寧に答えを写して赤ペンで〇をつける。
それで「間違えなおし終わり~」と堂々と言ってくる子もいます。
それでは、わかった気になることは出来るのですが、当然理解はしていません。
再度取り組んでもできるわけがありません。
それを防ぐために、まずは解説や教科書、テキストのヒントなどを
自分で確認してもらい、再度、何も見ないで解きなおしをしてもらいます。
この2つを行うことで、目的を持って取り組むことができ、
自分の力で解けたという自信と、やりきれたという達成感を感じることができます。
また、その時間の目標を達成することが出来たら、
必ず「出来たね」「頑張ったね」と認めてあげることが大切です。
せっかく何かを成し遂げても、自分がステップアップしたことに気づかないでいることがあります。
自信をつけるためには、自分自身で「出来た」と小さな達成感を積み重ねることが大切です。
子どもに自信をつけさせるために、「あなたなら大丈夫」と励ますのも勿論効果がないわけではないのですが、
「出来た」という「結果や経験」は、確かな事実として子どもに残るため、確かな自信へ変わっていきます。
お子さんの「自信につながる声かけ」をして、一緒に受験を乗り切りましょう。