中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の岡田です。
間もなく、今年度も終わりに近づき、同時に出会いと別れの季節も近づいてきました。
中3生であれば、まもなく卒業式が控えていますね。
仲間との別れは寂しいところですが、次の新しい出会いを素晴らしいものにすべく、
今は憧れの志望校合格に向けて最後まであきらめずに勉強をやり切ってしまいましょう。
公立高校入試まで残り2週間を切りました。
私の教室の生徒も時に厳しいことを言われながら、やるべき事をこなしてきました。
そこで今回は、私が毎年入試直前の受験生に話していることについてお伝えします。
この時期は、あえて私から
「~~を新しく覚えなさい」「もっと頑張ろう!」といった声掛けはしません。
人生の転換期ともいえる受験に対し、気がたっている生徒や気持ちが不安定な生徒も少なくありません。
そのため、学習面についてはこういったことに心掛けて話しているようにします。
「難しいと感じる問題は無理に挑戦しなくていいよ。」
「確実に点数が取れるところを確実に正解できるように時間かけようね。」
「新しく何かを覚えるよりも、忘れたものをもう1回リストアップしてみよう。」
こうした声掛けをすることで、注意深さを保ちつつも
スピード感を落とししまう迷いや焦りの気持ちを取り除いてあげることが出来ます。
入試当日の大敵は、正確な答えを邪魔してしまう緊張や不安です。
そのため、万全な状態で臨み、自己最高点を取るためには、
普段と同じ精神状態で挑戦することが必須です。
特に初めて受験を経験するご家庭は、ご家族のみなさんも気が気でなくなってしまうと思います。
ついつい「あれやったの!?」「このままで大丈夫なの!?」といった声掛けをしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、その子なりに、やるべきことはやってきた子たちがほとんどです。
不安な気持ちもあると思いますが、ここまで来たら初めて受験に挑戦するお子さんを信じてあげてください。
また、不安は伝染するものです。
お子さんの受験に対して保護者の方が不安になるのは自然なことですが、
特にこの時期は、その不安を伝えたり、不安からくる怒りや焦りで声をかけてしまうと、
お互いに良い影響はありません。
親御さんの前向きな声掛けが受験生みなさんに勇気を与えるはずです。
ぜひこのことを心がけて受験を迎えるお子さんと接してみてください。