中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
もうすぐ1学期も終わりですね。
夏休み前に個人懇談を行う学校もあるかと思います。
そして、もうすぐお子さんたちにとっては、待ちに待った夏休みになります。
遊ぶことばかり頭にあるかもしれませんが、保護者の方にとっては、
少しは勉強も頑張ってほしいところだと思います。
そこで今回は「夏休みの目標を立てよう」をテーマにお話します。
節目に目標を立てることはとても効果的です。
何かが終わるとき・始まるときは、気持ちがリセットされるからです。
なので、「次はこうしよう」「これをできるようにしよう」と考えやすくなります。
結果ばかりに目が行きがちで、それに対して怒ってしまいたくなりますが、
怒るよりも、「次は内申を1つ上げよう」とか「ここを◎にできるように頑張ろう」とか、
次への目標に対して、お子さんとお話してあげてください。
そのために、夏休みは何を頑張ろうかと、おうちでも目標やルールを決めてあげてほしいです。
何か結果が出た瞬間は、もっとこうしようと気持ちが前向きになりやすいです。
通知表が出たタイミングで、次への目標(2学期の目標)を決めるのと同時に、
「じゃあそのために何を夏休みの間にするのか」を話してあげると、より「頑張ろうかな」と思えてくるはずです。
「いつも宿題がギリギリだから、夏休みの宿題から早めに終えられるように頑張ろう」とか、
「休み明けのテストで〇点とれるように、△日には宿題を終えて、テスト勉強できるようにしよう」
だとか何でもいいです。
また、「~しなさい」よりも「~しよう」と伝えた方が、お子さんも受け入れやすくなりますね。
夏休みの目標を決めたら、定期的に声掛けし続けてあげてください。
誰でも最初は頑張ろうとするものです。しかし、長続きはしません。
一緒に決めたことも次の日には忘れているかもしれません。子どもの場合、なおさらです。
決めた約束事を忘れずに行えたら、
すぐに褒めてあげる、応援してあげる、ということを保護者の方も絶えず行っていってください。
お父さんお母さんに応援してもらっているのが伝われば、お子さんは絶対嬉しいはずです。
大人でも、継続するということはとても難しいことです。
そのことは考えれば分かるのに、大人は子どもに「勉強することを継続する」ということを当たり前のように要求します。
勿論それは子どものためです。
勉強するのは当たり前というスタンスを持つのも悪いことではありません。
ただ、継続することが実は難しいことだということを大人が理解していれば、
それが出来た時の子どもへの褒め方は変わってきます。
子どもは、大人が心から褒めているのか口先だけで褒めているのか、意外と見抜いてしまうものです。
どうせ褒めるなら心から褒めてあげた方がお互い気持ち良いです。
ぜひ、この夏は「褒め続ける夏」にしてください。