行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。
秋も深まり、木々も冬支度を始めていますね。
体調管理には十分お気を付けください。
今日は間違い直しのやり方についてお話したいと思います。
間違い直しとは、間違えた問題を解き直す勉強のことです。
そもそも間違い直しをしないと、正しいやり方を覚えられないのはもちろん、自分が間違っていることにすら気づかないことも良くあります。
間違いは、気づいて、直していく必要があります。
これは、スポーツに例えることが出来ます。
野球で、ボールを打てない子がいたら、コーチは素振りを勧めると思います。
その際、ただ正しいやり方だけ教えて終わりのコーチはいるでしょうか。
おそらく何度か振らせてみて、そこから「どこが間違っているのか」を見つけ、「正しい振り方を教える」という流れになると思います。
勉強も同じです。ただ正しい解き方が分かれば解けるようになるわけではありません。
何が間違っているのかを分析し、正しいやり方を繰り返し練習する。
これが必要なのです。
具体的な流れは次の通りです。
1.問題を解く
2.○付けをする
3.間違えた問題を「もう 1 度解き直す」
ここで大事なのは 3 です。
答えを赤で書くこと自体は問題ないのですが、それで終わりにしないでください。
答えを見ずに、もう 1 度問題を読んで答えを出す。
慣れてしまえば、そこまで難しくはないはずです。
間違い直しの流れに慣れたらプラスしてほしいのが
4.間違えたポイントを書く(マイナス×マイナスはプラスになる、など)
です。
間違い直しに不慣れなうちはやらなくても良いのですが、より勉強の質があがります。
最後までこれをしないでいると、「何でか分からないけどいつも間違える」という、もやもやした不安しか残りません。
解説を見る、意味を調べてみるなどしてポイントを書けるように出来たら、より安心です。
あとは解き直すタイミングです。
間違いなく間違い直しをするまでの期間は短い方が良いです。
基本は、直後に行うようにしてください。
また、一度間違えた問題の間違い直しは、その日から
- 1 日以内
- 1 週間以内
- 1 か月以内
の期間でそれぞれ1回ずつ、合計3回やるのが望ましいです。
このことを子どもに話すと、たまに
「答え合わせをしたら答えを覚えてしまって意味がない、間違い治しは忘れたころにやるんだよ。」
という声も聞きます。
でも、考えてみてください。忘れきった後に、どうやって思い出すのでしょうか。
「忘れないうちに繰り返す」
これが大事です。
あとはそれを反復します。
最低 3 回、この期間で繰り返すと脳に定着しやすいようです。
言われてみれば単純なことばかりです。
それを習慣的に行うのが難しいのです。
平凡を非凡に行う人が一流だと思っています。
これまで出来ていなかった人は、まずは初めの一歩を踏み出してみましょう。