中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
GIGAスクール構想が2019年にスタートして、早4年が経ちました。1人1台端末も実現して、子どもたちは小中学校でのタブレットを使った授業にも慣れてきたのではないでしょうか。
2024年度から、小学校5年生~中学校3年生の英語のデジタル教科書が導入され、続いて算数・数学での導入となります。
当面の間は紙とデジタルのハイブリッド活用が想定され、他の教科に関しても段階的な導入となります。
「今年からガラッと変わるから早急に対応を」といった訳ではありませんし、自治体ごとに取り組みへの温度差はありますが、ご家庭でもデジタル教科書の導入を踏まえたサポートをしていけると良いですね。
デジタル教科書のメリット
- 英語のネイティブな発音を聞きながら学習できる
- 主体的、対話的に学び理解が深くなる
- 一人ひとりに合った学習ができる
デジタル教科書にペンやマーカーで書き込んだり学習内容に関連した動画やアニメーションを見たりもできるので、子どもの興味や関心も高まり、勉強へのモチベーションがアップすることも期待できます。
実際に、文部科学省が行ったアンケートによると、小学生では70%以上が、中学生では60%以上が「教室の授業でデジタル教科書を使うようになって勉強が楽しいと感じるようになった」と答えています。
出典:個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた 教科書・教材・ソフトウェアの在り方について/文部科学省
デジタル教科書のデメリット
- 端末の故障や不具合などが起こり得る
- 視力低下の可能性がある
- 学習と関係のない内容を閲覧して授業に集中できない可能性がある
デジタル教科書ではスクリーンタイムが増えるので、ドライアイや眼精疲労を招く可能性がありますし、視力の低下も危惧されます。
ご家庭では、スマホやタブレット、PCやテレビなどを利用するときは画面と目を離すということをこまめに指導していきましょう(子どもは集中するとだんだんスクリーンに近寄っていきがちですので、その点も踏まえて指導したいところです)。
また、目薬を上手に活用する、眼鏡を購入するときはブルーライトカットを選ぶ、定期的に眼科健診を行う、お家ではデジタルデトックスをする時間を確保する、といった工夫がおすすめです。
文部科学省が主体となって普及を進めるデジタル教科書。
近い将来当たり前のこととなっているのが予想されますが、メリット・デメリットを知って、デメリットをカバーするような対策をご家庭でも行えると良いですね。