中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
今回は受験生の皆さんに向けて、9月に考えるべき事と対策をお話しします。
なんとなく9月を過ごすのでは非常にもったいないです。
毎日を、目的意識を持って大切に過ごしていくことで、10月以降に結果が現れていきます。
9月に一番気をつけるべきなのは「モチベーションの維持」!?
実は、夏休み期間しっかりと勉強に集中できた人でも、学校が始まった9月に“燃え尽き症候群”になってしまう人が多くみられます。
夏休みほど長時間のまとまった勉強時間を取ることができなくなったり、夏休み明けテストで思うように点数が取れなかったり、部活動卒業の反動で心にぽっかりと穴が開いてしまったり…
また、志望校の目標が高い位置にあればあるほど、人間のモチベーションは長くは続きません。大切なのはモチベーションが下がったときにどう対処するか。勝敗の分かれ道はそこで決まるのです。
では、モチベーションを維持する為にはどうすれば良いのでしょうか。
①合格した先輩の話を聞く
自分の志望校に合格した先輩の話を聞いたり、合格体験記を読みましょう。
今の成績が足りていなくても、逆転合格できるチャンスはもちろんあるのですが、なかなかそのようなことは想像しにくいです。
そこで、志望校に合格した先輩がこの時期にどんなことをやっていたのかを知りましょう。その先輩の話の中に、今自分がやるべき行動のヒントが隠されているはずです。
合格後の未来について周りの人と話し合うことも、モチベーションにつながるのでおすすめです。
②スモールゴールを活用する
前回の記事「スモールゴールで解決!つまずきやすい2学期を乗り越える」でも紹介したスモールゴール。目標を細かく設定していくことでやるべきことを可視化する方法です。
いつもよりもほんの少し頑張るだけで“成功体験”を実感できるため、モチベーションの維持に繋がります。大切なのは“自分はできる!”と自信を持つことです。
9月は授業の内容がグッと難しくなる時期です。
夏休みまでに復習をがんばった子も、授業内容が難しいゆえに何となく勉強に対するモチベーションを保てなくなるお子様は多いです。
結果に囚われすぎると、授業が難しくなる為どうしても自分の進歩に気づきにくくなります。
そこで、結果ではなく行動に焦点を当て「これだけ頑張ることができた」という考え方を取り入れてみましょう。
その意識を次への行動を引き起こす大事な指標にして、モチベーションの維持につなげていきたいですね。