中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
休校の影響で、例年に比べると授業のスピードはどんどん加速することが予想されます。
このような状況で、子どもたちに求められるのは「自立した学習」。
この言葉、なんとなくよく聞くような気がしますが、一体何をもって「自立した学習」と言うのでしょうか。
様々な見方がありますが、「自立した学習」とは「自分で勉強する量や時間をコントロール出来ている状態」が絶対条件であると言えるでしょう。
そのような状態を保つために重要なのが「タイムマネジメント」です。
これからの7時間授業というボリュームをこなしていくには必須と言っても良いでしょう。
しかし、実際には効率良く勉強できているお子様はとても少ないです。
今からでもタイムマネジメントが出来るようにならないと7時間授業には置いていかれてしまうでしょう。
今回は子どもにもできるタイムマネジメントの方法をご紹介します。
・家庭用の時間割ノートを作る
大人も「いざ目標を立ててみたものの、三日坊主で終わってしまった…」ということはありませんか。
大人も子どもも、目標さえあれば動けるというわけではありません。
行動力に変えるためには家庭用の時間割ノートを作ることをおすすめします。
1週間で繰り返し使える表にしておけば毎回書く必要もなく負担も減ります。この表を勉強部屋などに貼っておくのも良いでしょう。
1時間刻みで別の教科に取り組むような時間割にするなど、学校の時間割を真似して作るよう教えれば、子どもでもすんなり書けます。
・好きなことをする時間も時間割に書き込む
勉強をする時間も大切ですが、それを飽きさせない工夫がないと結局継続できずに終わってしまい、よくある失敗談になってしまいます。
これを回避するために、子どもの好きなことをする時間も時間割に書き込むことがポイントです。
「1時間勉強したら次の1時間は好きなバラエティー番組を見る」など好きなことをする時間も、時間割に組み込みます。
頑張ったご褒美が既に予定の中に組み込まれているので子どもも頑張れます。
これは、できなかったら罰を与えるムチではなく、できたらご褒美を与えるアメを用意する作戦です。
最初は大人の指導が必要な子どももいますが、慣れれば一人でも勉強時間を確保し、効率良く勉強できるようになっていきます。
ここまで来れば、7時間授業についていけるだけのタイムマネジメントは十分にできています。
時間割通りに行動することが出来たら褒めてあげるなど、声かけを行うと子どもは「もっと頑張ろう」という気持ちになることが出来ます。
ぜひ意識的にそのような声かけも取り入れてみてくださいね。