中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は小学生向けに新年度の不安を取り除く方法を紹介しました。
今回は、中学生の新年度ならではの不安を取り除く方法をお話ししたいと思います。
一日10分でも子どもと話す機会を作る
中学生になると、小学生のときにくらべて親子で話す機会が減ってしまいがちです。
勉強・部活・学校行事・習い事など、お子様自身が忙しくなるので無理もありません。
しかし、新年度に感じている不安は、話すことで不安が解消されることもあります。
そこで、ぜひ一日10分でもお子様と話す機会を作ってください。
兄弟がいる場合でも、一対一で話せる時間を作るのが理想。(他の兄弟がお風呂に入っている時間などを、お子様と話す時間に充てるのも一つの手です。)
どうしても、親御さんに話しにくいようであれば、先生・友達・スクールカウンセラーなどに話してみるように促すのも良いかと思います。
思春期の多感な時期ですので、ケースに合わせた柔軟な対応をしていきましょう。
ありのままの自分で良いと伝える
「不安は誰にでもあるもの」といったことを認識するだけでも、気持ち的に少しラクになるはずです。
不安を感じていても普通のことですので「無理につくろわず、ありのままの自分でいて良いんだよ」と伝えましょう。
また、お子様と話すときは
- ポジティブな言葉を選ぶ
- 目を見て笑顔で話す
の2点を心掛けてみましょう。
お子様がネガティブな発言をしても、ポジティブな言葉に変換して返すのがポイントです。
まずはやってみる
例えば勉強についていけないのではないかと不安な場合、努力すればそれだけ自信につながり不安も解消します。
友達ができるか不安な場合は、勇気を出して声をかけてみると意外とあっさり仲の良い友達ができたりするものです。
不安な気持ちが大きくなればなるほど、行動できなくなってしまうのも分かりますが、まずは一歩踏み出してみることが大切なのです。
また、生活リズムが崩れているとメンタル的にも不安定になりがち。
春休み期間中に生活リズムが崩れたり寝不足になったりしている人は、早めに規則正しいリズムに整えていきましょう。