中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の大谷です。
今回は、「子どもに家庭学習を習慣にしてほしい!」と思う保護者の皆さんに、ぜひ知っておいてほしいことをお話ししたいと思います。
私たちの塾に体験生としてきてくれた保護者さんと懇談会でお話をさせていただくと、「やる気がなくて家で取り組まない」「何回言っても勉強をはじめない」といった声を多くお聞きします。
そこで子どもに「勉強ができるようになりたくないの?」と質問をすると、ほとんどの子は「出来るようになりたい」と答えてくれます。
もちろん子どもなので、お家で親御さんに言っていることと他人に言っていることが異なるという場合はあるでしょう。
しかし、「勉強ができるようになりたい」という漠然としたやる気は持ってくれています。
そこで問題なのは、「この時期に勉強をしなければ数年後の受験でどうなるのか?という経験則からのイメージが出来ている大人」と、「それを経験していない子どもたち」の勉強に対するやる気の基準に違いがあることです。
この基準の違いから「勉強しなさい」「もうやった」というやり取りを感情的にしてしまっている親子は非常に多いように感じます。
まず、最初に行うべきことは子どものやれる「量」と「タイミング」を見つけてあげることです。
勉強の話をしてあげると翌日に1時間プラスで勉強できる子はいると思います。
ただしそれを続けることは至難の技です。
まずは5分でも良いので宿題以外の勉強をする習慣をつけていきましょう。
5分となると「計算を3問」とか「単語5つ暗記」とかその程度のものです。
子どもたちに聞くと、「この程度ならできそうな気がする!」と言ってくれます。
そして、これが出来たときに必ず承認してあげる事です。承認がなければ人は継続できません。
1ヶ月の継続が出来ればこの5分は苦も無く習慣となります。
これが出来るようになったタイミングで5分から10分へ伸ばしていくことを提案してみてください。
5分の習慣を持っていればそれを10分にすることはそこまで難しくはありません。
もちろんチェックを第3者の塾の先生にしてもらうことも可能です。
やる気という目に見えない部分で量るのではなく確実にできることを実施しチェックする事。
こういった大人と子どもの連携が、子どもの成績を上げるための習慣化には最も効果のある武器となるのです。