教育のIT化とは?~ITとICTの違い~

電子黒板の導入や、小学校でのプログラミング教育が必修となるなど、近年では日本でも教育のIT化を推し進めようとしています。

しかし「教育のIT化」と聞いてもなかなかイメージしにくい、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、教育のIT化についてお話します。

教育のIT化とは?

IT化とは、それまでアナログで行っていたことを、コンピュータとネットワーク技術を用いた作業に置き換えていくことを指します。

例えば、紙のノートを使用するかわりにタブレットを使用することでペーパーレスになり、何冊も重いノートを持ち歩く必要がなくなったり、板書の時間を短縮できたりと、効率化を図ることができます。

このように、教育現場にコンピュータやネットワーク技術を取り込み、活用していく動きを「教育のIT化」と呼んでいます。

ICT教育とは?①

昨今では、「ICT教育」という言葉も耳にしますね。

ITとICTとの違いをご存じでしょうか。

ITとは、Information Technologyの略であり、コンピュータやインターネットなどを用いた「情報技術」のことを言います。ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、日本語では「情報通信技術」と訳されます。

ITがコンピュータなどの「技術」そのものを指すのに対し、ICTはそれらの「技術を活用する方法」を指すことが一般的です。

「ICT教育」とは、「インターネットやパソコンなどの情報通信技術を活用して、コミュニケーションを図っていく教育」のことを指しています。

ICT教育とは?②

通信技術を活用してコミュニケーションを図るとは、一体どういうことでしょうか。具体的には、パソコンやタブレットなどのデジタル機器を活用した調べ学習や、それらを資料にまとめて発表するなどといったことが挙げられます。

インターネットを活用することで、従来は時間がかかっていた調べものなどもスムーズに行うことができ、それらをまとめて発表したり表現したりといったことに時間を割けるようになります。学びの幅が拡がることが期待できますね。

 

次回は、教育現場でのITの活用例や、IT化のメリット・デメリットについてお話します。

 

◎参照

Logitec 詳しく解説!HDD・SSD「日本の教育IT化の現状は?IT化のメリットや海外での取り組み事例」

Logitec 詳しく解説!HDD・SSD「ICT教育とは?推進される背景やメリットデメリットを解説」

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