「せっかく入学したのに一回も教室に入れてない…。」そんな今だからこそ出来る心構えとは。

この春から新しい環境で勉強するはずだったのに、このコロナの影響でそんな生活がスタート出来ていないお子様に向けて、

新年度が始まった時に感じるであろう学力の格差についてお話します。

中学に進学すると、毎年必ず学力試験があります。

小学6年生までに習った範囲が出題され、その結果から、今自分がどのくらいの学力なのかを知ることが出来ます。

本来であれば、その年度初めの学力試験の結果を見て、この1年でどれくらいを目指すのか目標を立て、行動していくのですが、

今年に限っては、学力試験が実施されていません。

もし今後実施されるとしても、毎年4月に行われるこの試験が後ろにずれ込んで実施されるということです。

つまり、1年後に向けて行動するタイムリミットがもうすでに始まっているということなのです。

「自分がどこの立ち位置にいることが正確に判断できるかどうか」ということが、今後の成績の伸びに大きく関わってきます。

そのような状況の中では、お子様が落ちこぼれていってしまわないか不安に思う方もいらっしゃると思います。今回は、その不安を少しでも和らげるために意識しておくべきポイントをお伝えします。

 

①一度最初のテストで失敗したとしても、次のテストで十分に挽回することは可能。

内申点(通知表の評定のこと)は基本的に中間テストと期末テストの両方を合算して成績をつけます。

そして多くの場合、期末テスト(学年のうち2回目のテスト)の方が成績に占める割合も大きいです。

中学に入って初めて「定期テスト」というものを受けて勝手がわからずあまり成績が振るわない、というのはよくあることです。

1回目のテストは、まずは自分の一番良いと思う方法で勉強して受けてみましょう。そして結果を見て、どれくらい自分ができるのか、どのような勉強が足りないのかを判断しましょう。

そして、改善した勉強のやり方で次のテストに挑み、

「行動→結果→結果に基づく計画」

のサイクルを1年を通して回していくのです。

初めのテストでは、自分の納得のいくやり方を全力でやることで、その後の結果が良くても悪くても、前向きに改善策を探していくことが出来ます。

これが、自分では何もやり方を考えずに人から言われた通りのことをただ機械のようにやって出た結果では、そのような前向きな気持ちにはなれません。

もちろん、「自分の納得のいくやり方」というのは自己流でやれというわけではありません。

自分でインターネットや頼れる先輩からアドバイスをもらい、自分が本当に納得したやり方を選ぶというのも方法のひとつです。

このようなことを考えること自体が、いずれ待ち受ける受験勉強をする上で生きてきます。

②成績があまり良くないからといって、地力が不足しているとは思わない方が良い。

はじめに、「テストの結果で自分が今どのくらいの成績なのかを知る」ということをお話ししましたが、中学に入ってからの勉強というのは必ずしも小学校から地続きの教科ばかりではありません。

小学校の頃に身につけるべき基礎力(読み書き計算の力)は必須ですが、中学校の勉強のコツをつかむむまで時間のかかるお子様もいます。

たとえ、最初のテストの成績が振るわないとしても、前を走っている子たちが特別かけ離れた存在であると思わない方が良いでしょう。

もちろん努力は必要ですが、今から始めても学年末には十分に追いつくことができます。

最初のテストや1学期のテストで中学校の勉強を諦めてしまうことが1番もったいないことです。

自分はできない人間だと決めつけてしまうと結局何もできなくなってしまいます。

学校が始まったら先生に勉強法を相談してみたり、自分より少し勉強が出来る子の勉強のやり方を教えてもらったり。

自ら動くことが大切であると言えるでしょう。

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