行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
新学期が始まってそろそろ1カ月が経ちます。
子どもの発言や行動にも変化が表れてくる頃ですが、もしも学校への行き渋りの様子が見られたら要注意。
不登校へつながってしまわないようにきちんと対応をしていきましょう。
今回は、子どもの学校への行き渋りのチェック方法と対応についてお話ししていきたいと思います。
子どもの様子を改めて確認
この時期に、子どもの様子を改めて確認していきましょう。
確認する際のポイントは以下の2つです。
- 親の勘を大切にする
- 今までとの比較
「なんかいつもと違う」「最近なんか変だな」と感じても、確証がない・行き渋りであってほしくない、といった意識が働いて見逃してしまうケースがあります。
ただ、生まれてからずっと子どもを見ている親御さんの勘は、正しいことがほとんどです。
なんか違うと感じたら、自分の勘を大切にして今後について考えていきましょう。
また、子どもの様子をチェックするときは、過去の子どもと比べると分かりやすいかと思います。
ここで見逃さず早期に行き渋りを発見するのはとても重要なので、より注意深く子どもの様子を見ていきましょう。
まずは子どもに寄り添う
もしも、行き渋りのような言葉や行動が見られたら、まずは子どもに寄り添うようにします。
子どものネガティブな言葉をポジティブに変換しようとするあまり、気持ちに寄り添えていない場合がありますので注意が必要です。
ネガティブな言葉をポジティブに変換してあげること自体はとても良いことなのですが、その前に子どもの気持ちに寄り添うステップを忘れずに行ってほしいです。
「そうなんだね」「そうだよね」「分かるよ」など、子どもに共感するような声掛けを行っていきましょう。
“今日は特別”もOK!今後の対応を考える
子どもが「学校を休みたい」と言ったら“今日は特別に休む日”と決めて、一緒に時間を過ごすこともアリです。
小さな子だと“今日は特別”が通用せず、その後「この前はOKだったのに、なんで今日はダメなの?」となってしまいがち。
しかし、小学生以上の子どもであれば、特別な日と普段の違いが分かるので“今日は特別”も有効です。
ただし、特別に休んだ日は今後の対応を考えるようにしましょう。
- 子どもと話す時間をたっぷり確保する
- 子どもが今後どうしたいのかを聞く
- 先生やスクールカウンセラーなどに相談することを検討する
上記の3つに重点を置いて、特別のお休みを活用できるといいですね。
子どもに行き渋りの様子がみられたら、心配になってしまいますし、今後の対応に悩んでしまうかと思います。
しかし、親御さんも一人で抱え込む必要はありません。誰かに相談したり協力してもらったりしてくださいね。
行き渋りから不登校に発展させてしまわないように、ぜひ子どもの様子を確認しながら対処していきましょう。