中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
2020年度、文部科学省は「生きる力」を育むため、新しい学習指導要領をスタートしました(※)。
今重要視されている「生きる力」
皆さまはどのような力だと思いますか。
今回は「生きる力」とは何かについてお話します。
※幼稚園は、2018年度に新しい幼稚園教育要領がスタートしました。特別支援学校は、小・中・高等学校指導要領に合わせて実施されます。尚、小学校:2020年度~、中学校:2021年度~、高等学校:2022年度~にそれぞれ新しい学習指導要領がスタートします。
「生きる力」とは?
皆さまは「生きる力」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。なんだか抽象的でイメージするのが難しいですよね。
文部科学省はこれからの時代を生きるにあたり必要な力を「知・徳・体のバランスのとれた力」と定義しています。
生きる力~知~
知とは、「確かな学力」を意味しています。
これは、単にテストがよく出来れば良いということではありません。だれかに言われたから勉強する、勉強をさせられている、という意識で勉強に取り組む姿勢は、生きる力が身についているとは言えないのです。
大切なのは、「自ら学び考えること」「主体的に判断したり行動すること」「問題を解決していく力を育てること」です。
生きる力~徳~
徳とは、「豊かな人間性」のことです。
これからの時代は、世界中のいろいろな人と関わり合いながら生きていくようになるでしょう。
そのような環境で、自分の欲求をコントロールし、多様な他者を思いやりながら協調していくことが大切です。
生きる力~体~
体とは、その字の通り「健康であること、十分な体力があること」を指しています。
夢や目標に向かって頑張ったり、好きなことに取り組んだりするのに、健康でなかったり体力がなかったりするとチャレンジすることが難しくなってしまいますよね。
よく身体を動かして、体力をつけておくと良いでしょう。
これらの三つの力は、急速に変化していくこれからの社会で活躍していくのに必要な力だと言われています。
皆さまも、一度「生きる力」について考えてみてはいかがでしょうか。
次回は、「生きる力」が重視されている理由についてお話します。
参照
文部科学省「学習指導要領「生きる力」」「新学習指導要領リーフレット」「すぐにわかる新しい学習指導要領のポイント」